韓国のインチョン(仁川)を出発してアメリカのダラスに向かっていたアメリカン航空の旅客機が、16日夜、日本の上空を飛行中に乱気流に巻き込まれて乗客乗員の少なくとも12人がけがをし、17日未明、成田空港に緊急着陸しました。 国土交通省成田空港事務所などによりますと、16日午後8時前、石川県と茨城県上空を結ぶ飛行ルートを飛んでいたアメリカン航空の280便、ボーイング777型機から日本の管制機関に対し、「乱気流に巻き込まれた」と連絡があり、この旅客機は17日午前1時前、成田空港に緊急着陸しました。 成田空港事務所や消防によりますと、この旅客機には乗員240人、乗客15人の合わせて255人が乗っていて、このうち乗客乗員の少なくとも12人がけがをしたということです。 客室乗務員の男性は骨折の疑いがあり、ほかの人たちのけがの程度は比較的軽いということで、成田市内の病院などで手当てを受けています。 成田空