東日本旅客鉄道(JR東日本)などJRグループ5社、PASMO協議会、スルッとKANSAI協議会、福岡市交通局など10の交通事業者・協議会は2012年12月18日、それぞれが発行する交通系ICカード(写真)の全国相互利用サービスを2013年3月23日から開始すると正式に発表した。1枚のICカードを持てば、全国の交通機関や店舗で利用できるようになる。地域・用途ごとに普及が進んできたICカード・電子マネーは新たな段階に進むことになる。 これらの事業者は2010年12月に相互利用の計画を表明し、情報システムや制度面の準備を進めてきた。従来は、個別の事業者間ではICカードの相互利用が可能なケースもあったが、地域をまたぐときなどに不都合があった。例えば、関東の私鉄・バスで組織するPASMO協議会のICカードPASMO(パスモ)を持っている場合、JR東日本のICカードSuica(スイカ)のエリア内では相
