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福井江太郎「風・刻」 岡田美術館の秋の展示は琳派展。内覧会のお知らせを知って、箱根まで少し遠いなあとすこし悩んだのですが、日ましに気になるので、えいやと参加してきました。 ぐずぐずした天気が続いたこの頃でしたが、この日は雨のあいまの薄曇りで、箱根の山も夕方にはすこし肌寒く感じる9月の初旬です。夏終わったんかな。 副館長の寺元さんのお話に、作品の見方や、買い付けのときの苦労や喜びから、思い入れの深い作品のエピソードを聞けて、美術ロマンをひしひしと感じてしまう内覧会でした。 とくに注目の作品数点をおいつつ感想としたいと思います。 尾形光琳「菊図屏風」(18世紀)岡田美術館蔵 *館内・展示品の写真は許可を得て撮影しています。 箱根にゆったり土地をとった岡田美術館は、想像よりも広くて展示数も豊富です。 二階のフロアはとにかく広い陶磁器の常設スペース。扉をあけると心地よい薄暗がり、その向こうの照明に
※作品および館内は、内覧会につき許可を得て撮影しています。 ちらほらと雪が降ったりして寒い日が続きますが、山種美術館では、待ち遠しい春をひとあし早く味わう花鳥画展が開催されています。 山種美術館のブロガー内覧会のイベントに、今回も参加してきました。 美術展の感想は長くなりそうだったので、まずは紹介がてらの短い記事です。 * 来館者を迎えるのは、速水御舟の「牡丹花(墨牡丹)」。御舟の晩年の作。 展示会を通して感じるのは、速水御舟という画家が、自然のものの質感に大変にこだわった人であるということ。さまざまな技法に取り組んだ御舟が晩年に描いたのは、墨一色の牡丹の花でした。 速水 御舟「牡丹花(墨牡丹) 」1934(昭和 9)年 実際には存在しない黒い牡丹に、御舟が描こうとしたものへ思いを馳せます。 げに絵画こそは、観念からいづるものにあらずして、認識の深奥から情熱が燃え上がって、はじめて造り得ら
山種美術館で東山魁夷展のブロガー内覧会があると聞いて、是非と思い参加してきました。 恵比寿駅のざわめきを後にして少しばかり歩いたところにある山種美術館。 内覧会は夕方ごろに行われるので、初冬のこの時間すっかり日は暮れ、夜の美術館にわくわくします。 好きな作品をつまみながら展示会のレポートをば。 自然を心に写す — 師たちの四季 ※作品および館内は、内覧会につき許可を得て撮影しています。 展示会の第一章は、東山魁夷が影響を受けた画家たちの作品を展示。 東京美術学校で師事した結城素明の「心を鏡にして自然をみておいで」という言葉は、常に魁夷の心の中に生き続けたと言います。 東山魁夷がとくに尊敬していたという川合玉堂の作品。 川合玉堂『渓雨紅樹』昭和21年 山種美術館 しっとりと森を濡らす雨のなか、渓流と水車の水の音が響き、紅葉の色づきが映える風景を描く。玉堂の「雨と水車」のテーマは水墨画「水声雨
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