大阪市は25日、公募区長のうち東成区長と鶴見区長を「組織マネジメント力が発揮されなかった」として更迭する人事を発表した。4月1日付で市の別のポストに就く。外部から採用された公募区長18人のうち、更迭は計3人に上る。 橋下徹市長は25日、記者団に「僕が採用を間違った」と任命責任を認めたうえで、「大きな改革をやる中で18人中3人しか更迭がなかった。試みはうまくいっている」と述べ、公募制度を続ける考えを示した。 更迭されるのは東成区の森伸人区長(55)と鶴見区の都倉尚吾区長(54)。森区長は昨年9月に部下に対するセクハラ行為で減給1カ月の懲戒処分を受けた。都倉区長は今年1月、区発注の公共事業の入札手続き中に業者と不適切なやりとりがあったとして、口頭で指導を受けていた。 昨年3月には当時の東住吉区長が「組織人としての適格性に欠ける」として更迭され、虚偽経歴などで分限免職となった。橋下市長は「公募区