「日本人が過疎地の人口をニュータウンに移民させるようになって既に四半世紀が過ぎていた。地方都市の周りの巨大なコクドウ沿いは日本人の第二の故郷となり、人々はジャスコで出会い、子を育て、そして死んでいった」 2013-05-28 18:02:58 via Twitter for Android 地方の国道沿いに住んでいると、ときどき、山間のひっそりとしたニュータウンを訪れる機会がある。 もともと誰も住んでいなかった山野を切り拓いてつくられたニュータウンには、歴史も氏神も伝承も存在しない。本来、都市なるものが多かれ少なかれ背負っているであろう歴史や文化の蓄積がまっさらで、出身も出自もバラバラの核家族が好き勝手な生を生きているのだから、統一した文化・統一した歴史など望むべくもない。考えようによっては、不思議な空間だ。 敢えて統一したカラーを挙げるとしたら、全国共通の没個性なマイホームが、どこまでも