シード・プランニングは2012年2月、市場調査リポート『2011-2012年版 電子カルテの市場動向調査 -電子カルテ/PACS市場規模予測とシェア動向』を発表した。このリポートは電子カルテシステム(病院向け、診療所向け、歯科向け)とPACS(医用画像管理システム)の市場動向を調査し、2016年までの市場規模を予測したものだ。 本稿では、診療所向け電子カルテ市場の規模や導入シェア、主要ベンダーの最新動向、東日本大震災の影響などを紹介する(関連記事:なぜ電子カルテは急速に普及しないのか)。 2016年の市場規模は「約139億円」と予測 2010年の診療所向け電子カルテ市場規模は「約109億円」、年間納入数は「約3030件」と推定される。今後は順調に推移して、2016年の市場規模は「約139億円」、年間納入数は「約4200件」になると予測される。 今後、診療所向け電子カルテの普及が広く進むには
