NVIDIAの時価総額がMicrosoftを抜いて世界トップになったというニュースがあちこちで報道された。「NVIDIA? 何の会社?」というのが業界外にいる多くの一般人の反応だと思われるが、生成AIの登場以来、主要各社の動きは目まぐるしく、関連ニュースには敏感な私でも「これってどうだったんだっけ?」といろいろ関連情報を検索しながらやっと追い付いていっている感がある今日この頃である。自分の頭を整理するためにも、ちょっとまとめておこうと思い、このコラムを思い立った。 AppleのAI参入で各社の立ち位置がますます複雑に 事がややこしくなったのはOpenAIを組み込んだ“Apple Intelligence”のニュースがきっかけだった。OpenAIといえばChatGPTをCopilotに取り込んでいよいよ勢いを増す大株主のMicrosoftだが、そのMicrosoftとAppleは仇敵の間柄。
