今月6日、女子EUROがサッカーの母国イングランドで華々しく幕を開けた。マンチェスター・ユナイテッドの本拠地オールドトラッフォードで行われた開幕戦は今年4月の時点でチケットが完売。結局、6万8871人がスタンドを埋め尽くし、1-0でオーストリアを下したイングランドに声援を送った。 前回、イングランドで女子EUROが開かれたのは2005年のこと。あれから17年、女子サッカー界は――特にイングランドの女子サッカー界は――劇的な変化を遂げた。『BBC』が17年前の大会と今大会を比較しているので紹介しよう。 決勝戦はソールドアウト 2005年の大会は現在の半分の8チームが参加し、全15試合が行われた。会場となったのは主にイングランド下部リーグのクラブの本拠地。今大会のように聖地ウェンブリー・スタジアムが使用されることはなかった。それどころか、会場の1つとなったのはウォリントンのラグビーリーグのスタ
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