しなやかな着心地と圧倒的なドライ感で大ヒット製品となっているミレーの「ティフォン」。 その発売10周年を記念してこの春、大幅アップデートが行なわれた。 加えて、新たなバリエーションとして軽量モデルの「ティフォン・ファントム」がデビュー! ここではその開発秘話と、それを支えた日本の最先端技術について紹介しよう。 編集◉PEAKS 文◉ホーボージュン 写真◉熊原美惠(商品)、小澤義人(フィールド)、中田寛也(工場) ▲新型「ティフォン」と「ティフォン・ファントム」の発売に先立ち、約3カ月間のフィールドテストを敢行した。実際の山行で感じた進化と深化は予想以上だ。 ティフォン生誕10周年。匠の技を集結させ、“究極のドライ”を追い求める。 ティフォンの衝撃 2015年の「W7 50000」の登場はアウトドア業界に大きな衝撃を与えた。公表された透湿性能は、なんと50000g/㎡/24h。それまでのレイ
