こんにちは。先の質問にも回答していますので、そちらもご参照下さい。 ご質問１： ＜親しくなった人間関係を切ってしまう人がいます。＞ Aさん、Bさんとはまた違う人でしょうか。Taiyoさんの会社（？）には面白い人が多くて、人間観察には飽きませんね。 ご質問２： ＜そういう人の心の中は、さびしさでいっぱいだと思います。＞ おっしゃる通りです。 ご質問３： ＜過去の失敗がトラウマになって、親しくなって来た人、温かい人間関係に対して、恐怖感があるのでしょうか？＞ 失敗だけとも限りません。 根本的な原因は、「自分に自信がもてない」ということだと思います。 「他人に見せたくない部分」「他人に知られたくない自分」というものがあって、そのコンプレックスから、他人にその弱点を知られる前に他人を突き放しているのです。 他人をよせつけないことで、自分の弱い部分を防御しているのです。それは、彼がまだ、その自分の弱い部分と「正直に対話」していない証拠です。つまり、コンプレックスから脱しきれていないのです。 弱点を他人に見せたり、他人に話すと自分が壊れてしまうと信じ込んでいるからです。 他人の欠点が気になってしょうがないという彼は、とても潔癖症なのだと思います。他人に対して潔癖症な人は、自分に対しても潔癖で「きれいでいたい」と思っています。そう思い込んでいる人は、実は「自分は綺麗でない」「自分は汚れている」という不安が根底にあります。 そう思わせる何かが彼の過去にあったのでしょうね。でもそれをつついたところで彼の性格が変わるわけではありません。例えば、彼を愛している人なら、それを「一緒に受け止める」ことが必要です。一緒にその不安を取り除く作業に荷担するのです。気長に根気を要する作業で、時に心の痛みも伴いますから、彼を心底愛していないと、難しい共同作業になります。 また、彼とは単なる同僚、友人なのであれば、彼の性格を「そういうものとして」受け入れる、認めることも彼への「親切」「思いやり」になります。彼が自分の「隠したい心理領域」があるのであれば、それを尊重しあえて触れず、彼が公に見せているもう一つの側面もまた、彼の一つの性格として尊重するのです。 あまり、覗き見趣味的に他人の心を分析しようとする癖がつくと、いざ自分が落ち込んだり困難に陥った時、他人の噂や批評を気にして被害妄想に陥る危険もあります。 人は結局一人で生きる孤独な存在ですから、他人は他人と割り切って、その人自身で解決するに任せるしかないと思います。ただ、彼があなたにぐちを言ったり、何か助けを求めるサインを見せれば、彼の心に複雑に絡んだ心の糸を、ひとつづつほぐす手伝いをしてあげてもいいかもしれませんね。 taiyoさんご自身が彼らのマイナスエネルギーに悪影響を受けないことを願いつつ、 ご参考になれば、、、。