ニーモニック認証
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認証のやり方だよ
複数の画像の中から該当する画像を選ばせるよ
本人にとって思い出深い画像を使うよ
簡単に書くよ
ニーモニック認証(読:ニーモニックニンショウ)とは
「おまえはOKなやつかな?」の確認(認証)のやり方のひとつ
であり
本人であれば間違いなく覚えておけるであろう画像を使って「この中から自分の息子の画像を選んでね」のように複数の画像の中から該当する画像を選ばせることで認証するやり方
です。
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詳しく書くよ
順番に見ていきましょう。
まずは予備知識として「認証」について簡単に説明します。
「そんなの説明されなくても知ってるよ!」な人は適当に読み飛ばしてください。
認証は「おまえ誰?OKなやつ?」を確認することです。
文字通り「認められていると証明する」作業です。
例えば
・本人しか知らない情報を入力させる
・本人しか持っていないものを提示させる
・接続元の情報を見る
のような過程を経て、OKな人かNGな人かを判定します。
以上を踏まえて
「この画像の山の中から、あなたにとって思い出深い画像を選んでくれたまえ」な認証のやり方
が「ニーモニック認証」です。
……と言葉で説明されても分かりにくいと思うので、ピヨ太君とパソコンさんに登場していただいて例を挙げて説明します。
まずは下準備です。
ピヨ太君にとって思い出深い画像を何枚か用意します。
思い出深い画像は、見ればすぐに「あぁ、アレのことだな」と分かるような画像です。
意識して「覚えておこう!」と思わなくても忘れないであろう画像です。
今回、ピヨ太君は
1.自分の顔写真
2.ピヨ子さんの顔写真
3.ピヨ子さんの大好きなケーキの画像
を用意しました。
これはピヨ太君にとって、見ればすぐに「あぁ、アレのことだな」と分かる画像です。
ピヨ太君が用意した画像をパソコンさんに登録すれば事前準備は完了です。
次に、実際の認証を見てみましょう。
ピヨ太君がパソコンさんに「おい!使うぞ!」と宣言すると認証画面が出てきました。
認証画面には、たくさんの画像がズラズラっと並んでいます。
ピヨ太君は、この画像の山の中から先ほど登録した画像を選ぶことになります。
登録した画像はピヨ太君にとって思い出深い画像です。
忘れっぽいピヨ太君でも、きっと覚えているでしょう。
ピヨ太君は
1.自分の顔写真
2.ピヨ子さんの顔写真
3.ピヨ子さんの大好きなケーキの画像
の3つをポチポチポチッと選びました。
ふむ、問題ないですね。
認証OKと判断されてパソコンさんを使えるようになりました。
おっと、ピヨ太君がいない隙にアクマ君がやってきました。
どうやらピヨ太君の振りをしてパソコンさんを使うつもりのようです。
アクマ君がパソコンさんに「おい!使うぞ!」と宣言すると認証画面が出てきました。
認証画面には、たくさんの画像がズラズラっと並んでいます。
アクマ君は、この画像の山の中から先ほどピヨ太君が登録した画像を選ぶことになります。
ピヨ太君が登録した画像は「ピヨ太君にとって」思い出深い画像です。
アクマ君が正解を選ぶことは難しいでしょう。
これがニーモニック認証です。
身も蓋もない書き方をすると
複数の画像の中から該当する画像を選ぶ
認証のやり方です。
ただ、それだけです。
ただし「該当する画像」には認証する人、本人にとって思い出深い画像を使います。
これなら、パスワードと違って覚える努力をしなくても忘れないでしょう。
付箋に書いて画面の横に貼っておく必要もなくなるはずです。
つまり、ニーモニック認証は
認証情報を覚えておくのが簡単
な認証のやり方なのです。
また、使用される認証情報は人によって違います。
ピヨ太君の認証画面とピヨ子さんの認証画面は別の画像を使った画面になるはずです。
ということは
偽物の認証画面を用意するのが大変
でもあります。
偽物の認証画面に誘導して情報を盗もうと思っても、その偽物の認証画面を一人ずつ変えなくてはいけないのです。
大変そうですよね。
悪い人たちも「うげー、めんどくせー」と思うことでしょう。
他にも、あれやこれやがあれやこれやみたいです。
仕組みは単純だけど、いろいろ考えられている認証のやり方っぽいですよ。
そこら辺の細かいことは他のところで情報を補完してください。
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一言でまとめるよ
まぁ「ニーモニック認証」って単語が出てきたら「複数の画像の中から思い出深い画像を選ばせることで認証するやり方なんだな~」と、お考えください。
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おまけ
■訳してみるよ
「mnemonic(ニーモニック)」の意味は「記憶を助ける」とか「記憶術の」とかです。
「認証」は日本語ですね。
何となくくっつけると
記憶を助ける認証
となります。
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