旭山動物園(北海道旭川市)からフラミンゴが逃げ出した問題で、27日午後2時40分頃、新たに紋別市の藻別川河口付近でフラミンゴが発見された。 住民から連絡を受けた同動物園は写真から逃げた個体にほぼ間違いないとみている。捕獲作戦は小樽市銭函海岸で同日朝まで徹夜で行われたが、これで仕切り直しに。わずか9時間で直線距離で約230キロも飛ぶフラミンゴの行動力に、関係者は翻弄されている。 動物園によると、紋別市に現れたフラミンゴは、くちばしや羽の色が小樽にいた鳥と同じだった。午後6時頃にさらに東へと飛び去ったという。釣り人の男性(46)によると、フラミンゴは紋別で10~20人が見守る中、ゆっくりと浅瀬を歩きながら水中のエサを探している様子だった。「こんなに長い距離を飛ぶなんて」と、男性は驚いた表情をみせた。 動物園は28日以降、同市職員を通じてフラミンゴが同川に戻って2~3日居続けるかどうかを見極めた