首都圏を襲った大雪の影響は23日も残り、多摩モノレールが早朝から運休するなど東京・多摩地域の交通機関を混乱させた。 さらに、交通機関の乱れは物流にも影響を及ぼしている。 多摩モノレールでは午前5時50分頃、勾配に差しかかった列車が、アイスバーン状態になった軌道を上れなくなるトラブルが発生。列車をバックさせて乗客を降ろすとともに、全線で運転を見合わせた。 上北台―立川北駅間で午前7時44分、全線で午前9時45分に運転を再開したが、通勤・通学時間帯を直撃。各駅では運転再開を待つ乗客で混雑した。 立川南駅では、立川市の高校2年生(17)が運休を知って苦笑い。始業時間は繰り下げられたが、「このままだと学校まで歩くしかない。早く再開してほしいけど」と願っていた。 柴崎体育館駅からは、立川南駅方面に徒歩で向かう人の列ができた。会社員男性(37)は「朝のニュースでは運行していると聞いていたのでびっくりし
