オープンなUSB暗号トークンである Gnuk が　1.1 になっていたのでメモ。

• Gnuk version 1.1.0 is released.

いつのまにか FST-01^*1というリファレンス実装ができていたんですね。これは小さくて良さそうです。しかもいつのまにか NeuG (True Random Number Generator based on ADC noise) という真の乱数生成器も搭載されいているようです。ソフトウェアを扱っていると、疑似乱数はよく出てきますが、真の乱数発生器というのはまたちょっと面白そうですね。

• ^*1: FST-01 - Wiki

今日は一日アキバに拘束されているので、昼休みのついでに秋月電子に寄って先日から気になっていた STM8S-Discovery を買って来てみました。750円です。陳列場所を探すのにちょっと手間取りましたが、店内に入って右側（レジ奥）の目線よりちょっと上くらいにぶら下がっています。

大きさはSTBee Miniと比べてしまうとちょっと大きいですね。コネクタもUSB-Bタイプなので、小さい物が欲しいという場合にはやはりSTBee Mini一択という感じでしょうか。ちなみにGnukはいつの間にか、Version 0.8になっていていろいろと機能が追加されているようなので、近日中にこれもgnuk化したいと思います。

格安でUSBトークンを作ることができるgnukがバージョンアップしていつの間にかVersion 0.5になっていました。

大きなアップデート内容としては、秋月で750円で買うことができるＳＴＭ８Ｓ－Ｄｉｓｃｏｖｅｒｙというボードに対応したことと、Windowsからも使うことができるようになったことでしょうか。Windowsがサポートされ、１個1000円以下で調達出来るというのは大きなアドバンテージですね。面白くなってきました。

今度、アキバに寄ったときにこのボード調達してこようと思います。

先日メモしたgnukが気になっていたので、STBee Miniを買ってみました。大きさはちょうどフルピッチのキー３つ分という感じ（写真のノートPCは僕のX200です。）でとってもコンパクトです。これでも32bitというのだから驚きます。

H/Wは専門ではありませんですが、これははんだ付けとかもする必要もなく、プログラムもUSB経由で転送できるので安心です。丸裸なので机の上でテストする分にはいいですが、ちょっとこのままポケットに入れるわけにはいかないので、ケースは自作する方法を考えないといけませんね。アキバにいって小さなプラケースとスペーサーを買うか、あるいはガワはフリスクの空ケースを加工してもいいかもしれません。

これからgnuk化していきます。

Gnukという、フリーソフトウェアでGPG用のUSBトークンを実現するという非常に興味深いプロジェクトを見つけたのでメモ。

まだバージョンが若いですが、これからどのようにバージョンアップしていくか楽しみです。STBee MiniというUSB対応のマイコンボードにプログラムを焼くとそれがUSBトークンとして使えるようになるみたいです。小さいですが高機能なチップなので、それなりに暗号化処理をさせたりすることができるのですね。このボードは2000円くらいのようなので、送料を加えても3000円でおつり来るというハードウェアの安さも魅力です。市販されているUSBトークンかなり高い製品が多いですからね。

このマイコンボードは汎用部品なので、セキュリティ機器としては耐タンパー性などに問題は残るものの、仕事用でなくプライベートなキーを持ち運ぶための媒体としてはいいですね。個人的にはSSL証明書を持ち歩きたいので、簡単に使える PKCS#11 トークンがこれと同じような要領でできると助かるんですけどね。