当ブログで掲載する判例のリストです。
システム開発紛争事例を,争点別にまとめました。非常に乱暴に要約しているので,詳細はリンク先または判決文をご確認ください。個別のエントリを追加したら随時インデックスも更新します。 契約の成否 契約締結上の過失 契約の個数・性質 仕様の認定・契約…
システム開発・運用関連裁判例以外の当ブログ収録裁判例について,論点・分野別のインデックスをまとめておきます(同一の裁判例が複数個所に記載されていることもあります)。非常に乱暴に要約しているので,詳細はリンク先または判決文の原文でご確認くだ…
ExcelVBAで作成したアプリケーション(プログラム)の著作物性が否定された事例
いわゆる評価値放送と呼ばれる将棋中継動画の配信者(X)が、囲碁将棋チャンネル(Y)を相手に、動画をYoutube等から削除申請されたことについて不競法に基づく差止等の請求を行った事件の控訴審判決。
実験結果の報告書に含まれる多数の写真、図、グラフ等の著作物性が争われた事例(一部肯定、一部否定)。
プログラムの著作権侵害にかかる事案において、プログラムの特定に疑問がある事例。
担当者が決裁したサーバ導入等の注文書について、会社が無権限者による偽造だとして成立を争ったが、会社法14条1項による権限を有する使用人に当たるとして成立を認めた事例。
システムの不具合についてZoomで説明したいと述べたユーザと、これを拒絶したベンダとの間でハラスメントに発展した事案。
YouTubeチャンネル用のGoogleアカウントのオーナー(管理権限)がユーチューバーか、動画編集者かのいずれかにあるのかが争われた事例。
競合するソフトウェアの販売行為について、商品形態模倣(不競法)または一般不法行為の成否が問題となった事例。
アジャイル型でアプリ開発を進めたところ、完成に至らなかったことについて、ベンダの不完全履行、プロジェクトマネジメント義務違反等が主張されたが、いずれも否定された事例。
検収後に分割で代金が支払われるという条件のもとで、一部の代金が支払われていたという場合において、システムの検収(仕事の完成)が問題となった事例。
元従業員が、ソースコードを不正に持ち出した等として、不正競争防止法に基づく差止請求等を行った事案において、営業秘密該当性(秘密管理性)が問題となった事例。
テーマパークのチケットの購入に際して適用されるキャンセル・転売ができないという条項が消費者契約法10条等に該当するか否かが問題となった事例
ブログ事業の事業譲渡に伴い、当該事業のインスタのアカウント情報の開示請求が認められるか否かが争われた事例。
過去の裁判外の和解、裁判上の和解の違反の有無が争われたほか、システムの導入が不正競争(営業秘密)または著作権侵害(複製権侵害)に当たるかが争われた事例。 事案の概要 請求が多岐に渡るため、、ここで取り上げる争点に必要な限度で事案を簡素化する…
仕事の完成が否定され、その責任はベンダにある等として、報酬請求が否定された事例。
PaaSを用いた開発が頓挫した事例において、ユーザにも仕様検討の遅れなどの落ち度はありつつも、過失の程度はそれほど大きくないとして、ベンダとの過失割合を9:1とした事例。
システム開発紛争における文書提出命令申立て事件にて、ベンダ内部の評価文書やその作成過程が自己利用文書に当たって開示を拒絶できるかどうかが問題となった事例。
5年間のクラウドサービス利用契約等が成立したと主張し(予備的に契約締結上の過失を主張し)、途中解約に伴う損害賠償等を請求したが、いずれも認められなかった事例。
プログラムやデータベースといった個々の構成要素ではなく、ハードウェア・ソフトウェアの組み合わせや選択といったシステム全体の著作物性が争われた事例。
担当者同士の合意を認めつつも契約成立を否定し、一部について商法512条の相当報酬請求を認めた事例。
開発に関連する2つの契約について、法的性質(請負/準委任)が争われたほか、請負とされた契約が未完成に終わった場合において、全体のPMを担当していた発注者の責任だとされて報酬請求が認容された事例。
相当程度の分量があるプログラムのソースコードには創作性があるとして、著作物性を認めたが、複製・改変することの承諾があったとして、著作権侵害を否定した事例。
システム/製品の納入を目的とする請負契約において、検収をしていないから払わないとの主張が排斥された事例。
ファイアウォール設定の誤りの脆弱性により不正アクセスが行われ、自治体のシステムから個人情報の漏えいした疑いがある件について、ベンダの重過失が認められた事例。
グーグルマップ上の口コミデータが、「個人情報データベース等」に該当するかどうかが問題となった事例。
継続的なメンテナンスが予定されていたことから、注文書に明記されていなくても、実行ファイルのみならずソースコードの引渡義務もあったとし、ソースコードの最新版が提供されなければ債務不履行となるとされた事例。
対局実況中継番組を配信する事業者が、Youtube等に投稿された棋譜中継動画の削除申請を行ったことの適否が問題となった事例。