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宇宙環境研究室
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日本で唯一の宇宙天気予報センター

太陽は地球に最も近い恒星であり、その活動は様々な形で私たちの生活に影響を与えています。
太陽は約46億年の長きにわたり輝き続けていますが、これは水素がヘリウムに変わる核融合によって熱と光を出していることが知られています。この天然の核融合炉に対して地球は2つの強固な防護壁を持っています。
一つは地球の持つ磁場であり、磁気圏(じきけん)と呼ばれています。これが太陽からくる太陽風と呼ばれる電気を帯びた高温の気体が地球表面に届くのを防いでいます。
もう一つは地球の大気(超高層大気)であり、X線や紫外線が地表に届くのを防いでいます。これら2つのバリアが太陽活動から生命を守ってくれています。
ただし、太陽活動の状態によっては、この磁場のバリアをすり抜け、その一部が地球近くにまで到達することがあります。これにより特に、人工衛星や地上の通信・放送インフラに大きな影響があることが知られています。特に近年では、人工衛星による測位への影響が問題となってきています。
我々情報通信研究機構では、1988年以来「宇宙天気」を業務として継続的に情報提供を行うとともに、宇宙天気予報精度の向上のための研究として観測装置の開発やシミュレーション技術の開発を行っています。

宇宙環境研究室長 津川 卓也

What's New

2024.10.09
【プレスリリース】 太陽面で大規模な爆発が発生、地球方向への高速コロナガスの噴出を確認  
2024.09.30
【プレスリリース】 日本各地でオーロラを起こした太陽嵐の観測に成功  
2024.09.25
宇宙環境研究室では研究員と研究技術員を公募しています。 ご興味ある方は、以下公募ページを御覧ください。  研究員公募  研究技術員公募  公募案内
2024.05.10
【お知らせ】 5月10日から数日間、宇宙天気変動に注意 
2024.02.05
第18回宇宙天気ユーザーズフォーラム を2月29日にハイブリッド開催
2023.09.26
西岡未知研究員,Septi Perwitasari研究員が 地球電磁気・地球惑星圏学会 SGEPSS論文賞 を受賞
2022.03.02
西塚直人研究員、品川裕之研究員が Earth, Planets and Space(EPS誌)の 2021年Highlighted Papers を受賞
2021.10.29
【お知らせ】太陽面で大型のXクラスフレアを観測
2021.09.28
総務省「ひまわりの高機能化研究技術開発」に採択
2021.08.05
木星のオーロラによる高層大気加熱に関する論文が Nature誌に掲載 垰千尋研究員
2021.04.20
西塚直人研究員が 英国物理学会出版局 優秀論文査読者賞 を受賞
2021.04.05
オーロラアラート をリニューアル公開
2021.03.24
伝播伝搬シミュレータ(HF-START Web Tool) を公開
2021.03.24
【プレスリリース】短波帯電波伝搬シミュレータ(HF-START)のサービス開始
2021.01.18
「~バーチャルラボ紹介~ 宇宙天気予報」 を公開
2020.11.12
【プレスリリース】オーロラの明滅とともに、宇宙からキラー電子が降ってくる
2020.11.11
第15回宇宙天気ユーザーズフォーラム をオンライン開催
2020.10.31
【プレスリリース】電波障害の原因となりうるプラズマバブルを昼間にもGPSを使って観測
2020.10.07
【プレスリリース】太陽フレアなど宇宙天気による社会への影響を評価
2020.10.07
報告書「科学提言のための宇宙天気現象の社会への影響評価」 を公開
2020.01.16
【プレスリリース】電波障害の原因となるプラズマバブル観測レーダをタイ国内で運用開始
2019.11.11
第14回宇宙天気ユーザーズフォーラム を開催
2019.11.07
航空機被ばく警報システム「WASAVIES」 を公開
2019.11.07
【プレスリリース】太陽放射線被ばく警報システム(WASAVIES)の開発に成功
2019.11.07
【プレスリリース】国際民間航空機関(ICAO)に対して宇宙天気情報の提供を開始
2019.04.20
太陽フレア発生予測「Deep Flare Net」 公開
2019.04.17
垰千尋研究員が科学技術分野の文部科学大臣表彰若手科学者賞を受賞
2019.04.01
南極昭和基地における電離圏観測 リニューアル公開
2018.08.30
第13回宇宙天気ユーザーズフォーラム 開催
2018.06.19
宇宙天気予報センター Webサイト リニューアル公開
2018.06.01
オーロラ・アラート Webサイト 再開
2017.11.02
【毎日新聞 科学の森】太陽フレアの予測に挑む 通信障害などトラブル警戒「宇宙天気予報」
2017.10.02
「宇宙天気予報」プロモーション映像公開
2017.09.11
大型太陽フレアの観測に関するその後の状況(2)
2017.09.09
大型太陽フレアの観測に関するその後の状況
2017.09.07
通常の1000倍の大型太陽フレアを観測
2017.08.09
宇宙天気ポスターをアップデート
2017.07.05
宇宙天気ユーザーズフォーラム 開催
2017.02.10
【読売新聞】太陽フレア予報 AI有効 的中8割 画像30万枚学習
2017.02.03
宇宙天気予報 精度大幅向上 機械学習とビッグデータ活用 太陽フレアの発生予測8割超
2017.02.02
【日経産業新聞】宇宙天気予報 AIで高精度 情通機構 通信障害防ぐ
2017.02.01
【電波タイムズ】"宇宙的予報" 精度向上技術を開発 機械学習などで太陽フレアの発生予測8割へアップ NICT
2017.01.31
【科学工業日報】宇宙天気予報 精度を大幅向上 機械学習でデータ解析 NICTが新技術
2017.01.30
【電経新聞】宇宙天気予報の精度を向上 NICTが機械学習とビッグデータを活用
2017.01.27
【茨城新聞】平磯無線100年で幕 ひたちなかの太陽観測施設 業務移管し閉鎖へ
【日刊工業新聞】情報通信研究機構 太陽フレア 発生予測率8割に 「宇宙天気」予報精度向上
2015.12.19
【読売新聞(茨城)】平磯太陽観測施設100年で幕 ひたちなか・磯崎 巨大アンテナ 地域で愛される
2016.12.14
【毎日小学生新聞】「的川博士の銀河教室」426 本格化する宇宙天気予報
2015.12.01
【CQ ham radio 12月号】NICTの研究スタッフがやさしく教える宇宙天気入門 最終回「電離圏現象あれこれ」
2015.11.25
【日経サイエンス 2016.1月号】宇宙天気の予報体制を強化
2016.11.22
垰千尋研究員が大林奨励賞、丸橋克英協力研究員が長谷川・永田賞を受賞
2016.11.01-11.02
第13回宇宙環境シンポジウム 開催
2016.10.03
Himawari / SEDA Database website 公開
2016.06.14
第11回宇宙天気ユーザーズフォーラム 開催
2016.05.24
品川裕之研究員が田中館賞受賞
2015.09.01
【CQ ham radio 9月号】NICTの研究スタッフがやさしく教える宇宙天気入門 第3回「太陽からの風による磁気圏・電離圏の嵐」
2015.08.03-09.02
平成27年度MTI・ISS-IMAP・SLATS 研究集会 開催
2015.09.01
【CQ ham radio 9月号】NICTの研究スタッフがやさしく教える宇宙天気入門 第3回「太陽からの風による磁気圏・電離圏の嵐」
2015.08.31-09.02
平成27年度MTI・ISS-IMAP・SLATS 研究集会 開催
2015.07.17
第10回宇宙天気ユーザーズフォーラム2015 開催
2015.06.25
NHK【おはよう日本】北海道稚内でオーロラ観測
2015.06.01
【CQ ham radio 6月号】NICTの研究スタッフがやさしく教える宇宙天気入門 第2回「太陽活動予報と無線通信障害」
2015.04.20
2015年3月17日に発生した磁気嵐(“St. Patrick's Day Event”)の予測について
2015.04.16
【読売新聞(大阪)】宇宙天気予報外れる 11年ぶりオーロラ 磁気嵐を過小評価
2015.04.15
【読売新聞】宇宙天気予報外れる 11年ぶりオーロラ 強い磁気嵐予測できず 専門家ら原因調査へ
2015.03.02-03.05
第3回AOSWAワークショップ 開催
2015.03.01
【CQ ham radio 3月号】NICTの研究スタッフがやさしく教える宇宙天気入門 「電離圏観測データの読み方」
2015.01.23
国立科学博物館「ヒカリ展」 ギャラリートーク
2015.01.10
【電波技術協会報 1月】宇宙天気の最新動向
2015.01.01
【CQ ham radio 1月号】太陽観測データから考える2015年の太陽活動
2015.01.01
【朝日新聞】光を探る 太陽のフレア 影響監視
2014.12.05
平磯100周年記念式典 開催
2014.10.28
国立科学博物館 「ヒカリ展」 出展協力
2014.10.09
【毎日新聞・毎日新聞(大阪)】 大震災 宇宙空間でも異変 情報通信研究機構発見、防災に役立つ可能性
2014.10.03
平成26年度第1回STE現象報告会 開催
2014.09.22-24
平成26年度MTI 研究集会・ISS-IMAP研究集会 開催
2014.07.24-25
夏休み特別企画にて、宇宙天気予報会議公開
2014.07.05
太陽電波観測システム完成記念式典 開催
2014.03.20
太陽風観測衛星データ受信システム完成記念式典及び第9回宇宙天気ユーザーズフォーラム 開催
2013.11.28-29
NICTオープンハウス2013にて、宇宙天気予報会議公開

関連サイト


「宇宙天気」解説ポスター&パネル

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