1280×1024ドット表示対応の17インチスクエア液晶を搭載したPrius One type Sシリーズは、ラインアップ構成こそ従来と同じ2モデルだが、システムのアーキテクチャをノートPC用からデスクトップPC向けに改めながら、奥行き198ミリのスリムボディを維持しているのが特徴だ。
これまでのモデルは、CPUにCeleron Mを、チップセットにIntel 940GML/910GMLとノートPC向けのパーツを利用していたが、新モデルではCPUにCeleron D、チップセットにIntel 946GZとデスクトップPCのアーキテクチャに一新された。これによって処理性能が向上したのと引き替えに、CPUの発熱量が増加して冷却システムも大型になった。ボディも幅が14ミリ、高さが21ミリアップしたが、奥行きは198ミリと従来機を受け継いでいる。
前モデルでは下位機のみラスターパネルを採用し、ボディカラーも異なっていたが、今回は基本スペックや外観が共通になり、液晶ディスプレイも約420カンデラ/平方メートルのパネル(従来の上位機)に統一された。2モデルの違いはCPUやメモリ容量、TV機能の有無のみで、OSはともにWindows Vista Home Basicを採用する。上位モデルAW33S4TのTV機能は、TV視聴時にも付属のリモコンでPC起動を実現した「新エコ・ポン・パッ」をサポートするほか、地上アナログチューナーが省略され、地上デジタルチューナーのみになっている。
両モデルとも発売は1月30日の予定で、オフィススイートのOffice Personal 2007を備えている。実売価格は上位のAW33S4Tが20万円前後、下位のAW31S4Tが17万円前後だ。
Prius One type Sシリーズの概要(その1) | ||||||||
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シリーズ名 | モデル名 | タイプ | 従来比較 | CPU | メモリ | HDD | OS | 実売 |
Prius One type S | AW33S4T | 液晶一体型 | アーキテクチャ変更 | Celeron D 351(3.2GHz) | 1024MB | 250GB | Home Basic | 20万円前後 |
AW31S4T | 液晶一体型 | アーキテクチャ変更 | Celeron D 326(2.53GHz) | 512MB | 250GB | Home Basic | 17万円前後 | |
Prius One type Sシリーズの概要(その2) | ||||||||
シリーズ名 | モデル名 | 液晶 | 解像度 | チップセット | 光学ドライブ | GPU | TV機能 | 重量 |
PriusOne type S | AW33S4T | 17インチ | 1280×1024ドット | Intel 946GZ | 2層対応DVDスーパーマルチ | チップセット内蔵 | 地デジ | 約12.5キロ |
AW31S4T | 17インチ | 1280×1024ドット | Intel 946GZ | 2層対応DVDスーパーマルチ | チップセット内蔵 | − | 約12.2キロ | |
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