パリ五輪の卓球女子シングルスで、銅メダル獲得を決めた早田ひな選手(右)を笑顔でたたえる申裕斌選手=2024年8月、パリ(共同)
 パリ五輪の卓球女子シングルスで、銅メダル獲得を決めた早田ひな選手(右)を笑顔でたたえる申裕斌選手=2024年8月、パリ(共同)

 【ソウル共同】韓国・ソウルの日本人学校に28日、韓国女子卓球界のエース申裕斌選手(20)から、自身が広告モデルを務める冬の味覚「ホッパン(中華まん)」約300個の差し入れが届いた。競技を通じ日本との縁を感じているという申選手が「韓国に来て頑張っている日本の子どもたちを応援したい」と申し出た。

 申選手は昨年8月、パリ五輪の女子シングルス3位決定戦で日本の早田ひな選手(24)に敗れた後、銅メダル獲得を決めて泣き崩れる早田選手に駆け寄り、笑顔で勝利をたたえた姿が話題になった。

 小学部6年生の山本晟陽君(12)は突然の差し入れに「前から関心があった卓球にますます興味が湧いた。今度は学校にも来て、一緒に卓球をしてほしい」。同校の担当者は「今年は日韓国交正常化60周年。スポーツや文化の交流促進で両国関係がさらに発展すれば」とコメントした。