メロスは友人の命を救うために一生懸命走り、扉が閉まる前に間に合った
しかし扉は、ネクタイの保険会社役員と白衣の医師たちに包囲されていた
メロスは戦って、数人を倒した
しかしネクタイと白衣はあとからあとから沸いてでてきた
大蔵省と厚生省は、彼らの暴力を見ない振りをしている
病院は数十億円もの施設債を発行しており、不景気の証券市場を潤しているからだ
それで官僚たちに診療報酬値上げを迫るわけだ
扉が閉まる時刻が迫ってきた
扉からエレベータまで3分、そのあいだにエレベータが止まってしまうかもしれない
メロスは彼らの人数に負け、病棟に入れなかった
病棟4階では、友人の手首にうっかり3倍量の抗菌薬が注射されている
そのことで友人は心不全を起こし、心因性の脳梗塞を併発した
そして、副作用による出血の恐れを理由に、脳梗塞急性期の処置は一切行われなかった
友人は脳を破壊され、見殺しにされ、この世にいなくなった
メロスは翌日、警官と弁護士に出来事を話した
警官と弁護士は鼻で笑った(麻薬以外の薬は管轄外なんでー)
走れメロスの本当の結末はこうなんですよ
太宰治は官憲医を怖れて、修正していたんです
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