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徳島市の魅力発信と課題解決に3D都市モデルをいかに活用するか、13チームがアイデア創出に挑戦

「水都 とくしま未来構想アイデアソン×PLATEAU 2024」レポート

特集
Project PLATEAU by MLIT

提供: PLATEAU/国土交通省

この記事は、国土交通省が進める「まちづくりのデジタルトランスフォーメーション」についてのウェブサイト「Project PLATEAU by MLIT」に掲載されている記事の転載です。

 徳島市は2024年11月16日に、PLATEAUを活用して徳島市の新しいまちづくりを考えるアイデアソン「水都 とくしま未来構想アイデアソン×PLATEAU 2024」を、四国大学とオンラインでのハイブリッドにて開催した。徳島市で策定中の「次期徳島市総合計画」で議論されている政策をテーマに13チームがアイデアを発表した。

 イベントの冒頭では、徳島市 都市計画課長の木田博文氏が挨拶した。

 徳島市 都市計画課課長 木田 博文氏

 PLATEAUは全国の都市のデジタルツインを実現するためのプロジェクトとして2020年からスタート。徳島市では2024年3月にデータ整備が完了し、建築物は市全域をLOD1、市中心部をLOD2、また地形についてはほぼ市全域の約165平方キロメートルをLOD3で整備している。

 今回のアイデアソンのテーマには、徳島市が策定している「次期徳島市総合計画」を取り上げた。これについて木田氏は、「難しく考えすぎずに、日頃の生活の中で不便に感じていることをPLATEAUを使って解決するためのアイデアをご提案いただけたらと思う」と参加者たちに語りかけた。

 そして、今回のテーマである「次期徳島市総合計画」について、徳島市 都市計画課の前川晋作氏が説明した。

 徳島市 都市計画課 前川 晋作氏

「次期徳島市総合計画」では、「人口減少が進む中でいかにして魅力的で持続可能な社会を築くか」という課題に対して、1)魅力あふれる都市空間の創造、2)持続可能な徳島経済の創出、3)安全安心な生活環境の整備、4)生涯健やかな暮らしの実現、5)こどもまんなか社会の推進、6)誰もが活躍できる場の提供――の6つの政策を掲げている。今回のアイデアソンでは、この6つの政策を実現するためにPLATEAUを活用するアイデアを参加者たちが考えていった。

 続いて、国土交通省 Project PLATEAUディレクター 十川優香氏がPLATEAUについて概要を紹介した。

国土交通省 都市局 国際・デジタル政策課 企画専門官
Project PLATEAUディレクター 十川 優香氏

 Project PLATEAUは都市デジタルツインの社会実装を目指し、国土交通省が地方公共団体や民間企業、地域コミュニティなどと連携して進めているプロジェクト。3D都市モデルのデータ整備の高度化・効率化とともに、3D都市モデルを活用したユースケースの開発やオープンイノベーションの創出、地域への社会実装に取り組んでいる。

 PLATEAUが提供する3D都市モデルのデータは、1)高品質、2)オープンデータ、3)LODや属性情報による構造化、という3つの特徴を持つ。また、全国の3D都市モデルのデータを自由に検索・閲覧できるPLATEAU VIEWが整備されており、建物の属性情報(用途や構造、築年数など)の表示や日時による太陽光のシミュレーション、交通情報や気象情報など、各種オープンデータとの重ね合わせが可能だ。

 3D都市モデルの整備は約200都市で行われており、2024年度末までに約250都市に拡大する予定だ。なお、オープンデータは「G空間情報センター」からダウンロードして、誰でも利用できる。オープンイノベーション創出のため企業の参画も促進しており、ビジネスやエンターテインメントへの活用も広がっている。PLATEAUの3D都市モデルを活用したユースケースや活用方法について詳しくは、PLATEAU公式サイトを参照していただきたい。

 アイデアソンのメンター/審査員には、ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン株式会社 簗瀬洋平氏(オンラインで参加)、株式会社エル・ティー・エス Consulting事業本部Social&Public事業部/イノベーション・ハブ・ひろしま Camps コミュニティマネージャー 武村達也氏、四国大学 経営情報学部メディア情報学科 教授 辻岡 卓氏、徳島大学 大学院社会産業理工学研究部 准教授 渡辺公次郎氏、徳島大学 総合科学部 准教授 夏目宗幸氏、国土交通省 都市局 国際・デジタル政策課 企画専門官 十川優香氏が参加した。ファシリテーターは、インターネット企業「はてな」の創業メンバーで、現在は共創コーディネーター/コーチとして活躍する近藤令子氏が務めた。

左から、ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン株式会社 簗瀬 洋平氏(オンライン参加)、
株式会社エル・ティー・エス Consulting事業本部Social&Public事業部/イノベーション・ハブ・ひろしま Camps コミュニティマネージャー 武村 達也氏、
四国大学 経営情報学部 メディア情報学科 教授 辻岡 卓氏

左から、徳島大学 大学院 社会産業理工学研究部 准教授 渡辺 公次郎氏、
徳島大学 総合科学部 准教授 夏目 宗幸氏、
合同会社MOMENT 代表社員 近藤 令子氏

 アイデアソンでは参加者が13チームに分かれて約5時間にわたりアイデアを話し合った。以降、各チームから生まれたアイデアを紹介する。

南海トラフ地震がおきても地域を継続させるための「時空間散策」(チーム名:こちずさんぽ)

 こちずさんぽは、南海トラフ地震を想定し、地震発生後も地域を存続させるために過去と現在を学び未来を考える「時空間散歩」ができる3Dデジタルアーカイブのアイデアを発表した。

 徳島市は、過去に起きた南海地震とその津波をはじめ、さまざまな災害を乗り越えてきた風景が残っているという。例えば、津波発生時に避難しやすいように沿岸部から中心市街地に近い眉山までまっすぐな街道が通っていたことなど、先人の知恵から防災の教訓が学べそうだ。徳島大学などでは古地図や古写真のデジタルアーカイブが行われており、これらをPLATEAUの3D都市モデルと重ね合わせることで、過去と現在の風景を簡単に比較できる。また、災害に関する史跡を3D都市モデル上で巡ることで災害に対する学びが深められそうだ。

交通安全情報をしゃべる通知アプリ「しゃべるんじょ」(チーム名:チームハッピー)

 チームハッピーは「安全安心な生活環境の整備」をテーマに、交通事故の防止にPLATEAUを活用するアイデアを提案した。

 徳島市の道路は街灯の少ないところや道幅が狭く見通しが悪い場所があり、交通事故件数も多いという現状の課題をチームハッピーは指摘。そこでPLATEAUのデータに、夜の景観と道路幅員、過去の事故情報、交通規制、スクールゾーンなどの情報を組み込み、スマホの位置情報から危険なエリアに近づくと通知するアプリ「しゃべるんじょ」を提案した。一般ユーザーだけでなく、教育現場でも活用可能なものとして、こどもの通学路の経路作成や安全確認などにも使うことを想定しているという。

ARで街の魅力を可視化する(チーム名:四国大学Official)

 四国大学Officialは、「魅力あふれる都市空間の創造」をテーマに、徳島県の魅力が視覚でわかるアプリ「AWA View」を発表した。

 徳島県は阿波おどりで有名だが、民間シンクタンクの調査によれば2024年の都道府県魅力度ランキングで徳島県は42位となっており、四国大学Officialは「徳島の魅力が県外にうまく伝わっていないのではないか」とした。同チームが考案したアプリ「AWA View」は、ARと3D都市モデルの属性情報を組み合わせて店舗情報を可視化するというもの。現地でアプリを使うと、その位置情報から電子決済の利用可否、バリアフリー対応といった情報や評判コメントがARで映し出されるといった機能を想定している。リアルタイムの混雑具合やイベントの開催情報なども表示できると、街の賑わいづくりや観光にさらに生かせそうだ。

避難・被害状況を全国に発信する「D Real」(チーム名:構造研)

 構造研は「安全安心な生活環境の整備」をテーマに、南海トラフ地震が発生した際に、避難者が避難状況や被害状況をリアルで伝える「D Real(Disaster Real)」を提案した。

 避難者は名前や滞在場所、必要な物資などをアプリに入力して避難状況を共有する。また、360度カメラで被災地を撮影して災害前の状況と災害後を比較した映像を3D地図上に載せ、被害状況を伝えることで復興支援につなげる。実現に向けては災害時に通信が使えなくなる可能性や360度カメラのコストといった課題はあるとしたが、過疎化の進むエリアでは状況把握が困難で支援が遅れがちであり、迅速かつ効果的な支援を行うにはこうした技術の活用を検討することが大切だろう。

路上ライブで地域の魅力を再発見「Street Beat Map」(チーム名:Big Wave)

 Big Waveは「魅力あふれる都市空間の創造」をテーマに、路上ライブをきっかけに地域を活性化するアイデアとして、ライブをする人も見る人もつながれるアプリ「Street Beat Map」を発表した。

 ライブをしたい人は、事前に現地まで行くことなく3D地図上で場所を確認して選定し、許可申請や宣伝活動もアプリ上から行える。ライブを見たい人は、3D地図上で路上ライブの開催場所を検索でき、ARで事前にライブを体験できる。また、行政側もアプリで路上ライブの申請や実施状況を把握でき、管理が容易になる。町じゅうが踊り手と観客であふれる阿波おどり大会の運営や観光促進にも応用できそうだ。

ランドマークを目指して移動するARナビ「迷えるプラトー」(チーム名:まよねーズ)

 まよねーズは、「安全安心な生活環境の整備」をテーマに、平時には冒険、有事には道しるべとなるARナビゲーションアプリ「迷えるプラトー」を提案した。

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 道に迷いやすい人は、自分がどの方角を向いているのかわからず、平面の地図を見てもどこに向かって進めば目的地にたどり着けるかのかがつかめないという。「迷えるプラトー」は、目的地を仮想のランドマークとしてAR表示し、道順を示さずにランドマークの方向へ向かって移動するという3Dを生かしたユニークなナビアプリだ。最短距離ではないが、地図の苦手な人にとってわかりやすく、回り道や寄り道をしながら移動することで新たな街の魅力を見つける楽しみもある。また、災害時の避難場所をランドマークに設定すれば、避難訓練や土地勘のない人の誘導にも使えそうだ。

香港人観光客向けの事前バーチャルツアー「Tokushima Virtual Guide」(チーム名:チーム神引き)

 今回のアイデアソン開催当日の11月16日から徳島と香港を結ぶ国際定期便が新たに就航し、香港からの観光客増加が期待されている。チーム神引きは、徳島を訪れる香港人観光客向けに、VRで徳島をプレ観光できる「Tokushima Virtual Guide」を提案した。

 VR上で公共交通やホテル、さまざまなお店の情報など、徳島を訪れる前に知っておきたい観光情報を収集できるサービスだ。例えば、3D都市モデルとGTFS(公共交通データフォーマット)と組み合わせたリアルタイムでのバスの乗り換えのシミュレーション、属性情報と口コミ情報を組み合わせたガイドツアーなどが体験できる。香港や海外からの訪日外国人旅行者に限らず、国内でも他県からの観光客にも役立ちそうだ。

防災知識を楽しく学び、いざというときに備えよう(チーム名:badboy)

 badboyは、「安全安心な生活環境の整備」をテーマに、RPG感覚で街を移動しながら防災知識を身に付けられるゲームを提案した。

 災害シミュレーションとクイズを組み合わせて、プレイヤーは3D都市モデルを移動しながら避難経路を探し、避難場所でクイズに答えるとトイレ設備や食料などが手に入る、というもの。徳島県の調査によると、ハザードマップを把握している県民は半数に満たないという。いつか起こる南海トラフ地震に備えて、楽しく学べるゲームなどを活用して防災意識を高めていくことは大事だろう。

都市開発シミュレーションゲームでリアルな街の課題解決に挑む(チーム名:我らが大学生)

 我らが大学生は「魅力あふれる都市空間の創造」をテーマに、都市開発シミュレーションゲーム「Cities: Skylines(シティーズ:スカイライン)」とPLATEAUのデータを組み合わせて地域の特性を再現し、課題解決を模索するアイデアを発表した。

「シティーズ:スカイライン」に徳島市街地の標高と道路データを入れてゲーム上に街を再現すると、施策による課題解決のシミュレーションが可能だ。例えば、駅の高架化や公共交通の導入、商業施設の計画は、渋滞緩和や人流の変化を可視化できる。ゲームで気軽に都市開発を体験することで、自分の住む街や地域の課題への関心が高まりそうだ。

仮想空間内で徳島市での生活を疑似体験する「LIFE IN TOKUSHIMA」(チーム名:ぼっち・ざ・ぷらとー)

 ぼっち・ざ・ぷらとーは、「経済・人口の振興」をテーマに、仮想空間内の徳島市で生活を疑似体験するアプリ「LIFE IN TOKUSHIMA」を提案した。

 PLATEAUを活用して徳島市のメタバース空間を構築し、バーチャルな徳島市で会社に勤務したり、趣味に興じたり、起業したり、自由に過ごすことで、移住後の生活をイメージしやすくしようというもの。移住を考えていない人も、ゲームを通して徳島市での生活に興味を持てそうだ。さらに、マルチプレイを実装してゲーム内で徳島市の市民と交流すれば、移住へのハードルはより下がりそうだ。実現に向けてはゲームの容量が膨大になるなどの技術的な課題があるとしたが、メタバースでの移住体験は全国の地域で需要があるだろう。

街歩きを可視化して、街歩きの価値を高める「まちとも in とくしま」(チーム名:たびとも with すだちくん)

 たびとも with すだちくんは、街歩きを促進して街の賑わいをつくるアイデアとして、歩行軌跡を用いた街歩きシステム「まちともin とくしま」のアイデアを提案した。

 PLATEAUの道路・建物データと、2D化した地図のコースを用意し、コースに沿って実際の街を歩くことでカラフルな歩行軌跡を描くゲーム。課題をクリアするとご当地キャラクターとの記念写真や一緒に街歩きが楽しめる。また、バーチャルでの街歩きも可能とし、実際の街歩きとバーチャル街歩きとで競争したり、参加者同士でチャットしたりすることで、街に対する興味や関心、意識を高めて関係人口の増加を図るという。防災訓練や災害時の避難誘導などにも使えそうだ。

PLATEAU×水上タクシーで交通渋滞と観光地化の課題を解決(チーム名:Other徳島)/h2>

 オンライン参加者4名でチームを組んだOther徳島は、「魅力あふれる都市空間の創造」をテーマに、徳島市の課題である「交通渋滞」と「観光地化」の2つを同時に解決する水上タクシーの普及に向けたアイデアを発表した。

 徳島市内には134の河川があり、橋梁を通らなければならないことが渋滞や交通事故の原因となっている。水上バスの乗り場やルートを増やして公共交通として利用すれば渋滞の解消にもなり、水の都として観光価値も高められる。アプリ「とくする!水上タクシー」は、PLATEAUの3D都市モデルで水上タクシーから望む徳島市の景色をシミュレーションし、観光体験や水上タクシーの増便、ルート計画などにも役立てられる。日常的な公共交通として水上タクシーが発達すれば、街の魅力となり移住促進にもつながりそうだ。

こどもたちの安心・安全な空間を可視化(チーム名:YOZORA LABO)

 オンラインでの参加者6名によるYOZORA LABOは、「安全安心な生活環境の整備」をテーマに、3D都市モデルを活用して交通量の多いエリアや横断歩道の足りない場所、街灯がない区域を視覚化し、こどもたちが遊びながら安全なルートを学べるツールのアイデアを発表した。

 こどもは、大人のような土地勘や交通に関する知識がなく、目線も低いため、危険な地域がよくわからない。ゲームで安全なルートを選び、障害物を避けながら移動することで、現地に行かなくても身近に体験できる。また、PLATEAUの属性情報を使い、木造建築や建物の建築年数などから人の少ないエリアを抽出することもできそうだ。

グランプリはバーチャルツアーを提案したチーム神引きが受賞

 グランプリは、香港人観光客向けの事前バーチャルツアーを提案したチーム神引きが受賞した。国土交通省の十川氏は講評として、「徳島だからこその面白いアイデア。地域に観光客に呼び込むのは政策的にも重要。PLATEAUを最大限に活用し、ロケーションシステムとの連動なども含めて、現実的な実装イメージができていたことを評価しました」と感想を述べた。

 徳島市賞は、ARナビ「迷えるプラトー」を提案したまよねーズが受賞。審査員の夏目氏は講評として、「遊びの要素と災害対策の要素がきれいにまとめられていて、両方のバランスが良かった。きっと使う人の役に立つものになると思いますので、ぜひ実現していただきたい」と語り、エールを送った。

 ASCII賞は、「とくする!水上タクシー」を提案したOther徳島が受賞。オンラインでメンターを務めた梁瀬氏は「可視化することの価値は、文字通り視覚でわかること。未来の都市の姿という形のないものを、3D都市モデルを使って直接見ることができるようにするのはPLATEAUの使い方としてとても適している。実際にアプリが動いているところをぜひ見てみたい。これから実装にも取り組んでいただきたい」と語った。

 四国大学賞とオーディエンス賞を受賞したのは、3Dデジタルアーカイブのアイデアを提案したこちずさんぽ。審査員の辻岡氏は「今回発表したグル-プの中で唯一、空間の中に『時系列』の要素を入れていたこと。そして、防災にも役立つし後生へのアーカイブにもなるというユースケースが明確だったことがポイントでした」と選考の理由を述べた。また、メンターの武村氏は「プレゼンの際に見せていただいた昔の写真と現在の比較にとても驚かされた。近年はデジタルアーカイブが盛り上がっているが、PLATEAUを活用したデジタルアーカイブというアイデアはありそうで無かったので素晴らしいと思いました」とコメントした。

 徳島大学賞は、YOZORA LABが受賞した。徳島大学の渡辺氏は、「こどもにとって安全かどうかは、こどもの視点で見てみなければわからないことです。その点で、PLATEAUの3次元データを活用することは大きなメリットにもなる。徳島市の社会課題解決に役立つ貴重な提案でした」と評価した。

 最後に徳島市 都市計画課長の木田氏が、全体を振り返って挨拶を述べた。「みなさんにとっても、主催の我々としてもとても有意義な時間になりました。今回みなさんに提案いただいたアイデアを市政にも活用していきたいと思います。今後、デジタルツインがより身近なものとして社会に実装されてくることでしょう。そうしたときに、みなさんが先導者となって社会を引っ張っていただきたい。そのために今後も取り組みを続けてもらいたいと思います」と参加者へメッセージを送った。

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