
テレビやラジオなどでもたびたび取り上げられる「北海道にゴキブリはいない」説。結論から言えば、「いる」のだが、本州以南でのゴキブリとは事情がちょっと違うようだ。今年夏、記者が札幌市の名所で目撃したゴキブリのコロニー(生物集団)の実態を追った。 8月中旬の夜9時ごろ、札幌市中央区の円山公園を散策していた時のこと。ジョギング愛好家が走り抜ける小道のそばに目をやると、立ち木の根元付近でカサカサとうごめく小さな影が多数見えた。2本の長い触角、濃い茶色の体……。時には口に出すこともはばかられる「G」。ゴキブリそのものだった。 札幌市中心部の木に数十匹 公園内にあるハルニレなどの古木の、ゴツゴツとした表皮や空洞になった幹の内側から出たり入ったり。樹液を大量に出している大きな樹木や周囲の地面でもガサゴソ。1本の木に数十匹。数の多さから繁殖をともなったコロニーにみえた。涼しくなった9月下旬まで容易に観察でき
~南西諸島からみつかったゴキブリ類(昆虫亜綱)2種を新種として発表 35年ぶりに日本からのゴキブリの新種・ブルーメタリックに黄色い帯の美麗種 森林で分解者として有益なゴキブリの日本での多様性解明に一歩近づく~ 法政大学島野智之教授、竜洋昆虫自然観察公園柳澤静磨職員、鹿児島大学坂巻祥孝准教授からなる研究チームの研究で南西諸島(鹿児島県〜沖縄県)から新たに2種のルリゴキブリ属のゴキブリを発見、ブルーメタリックに黄色い帯の美麗種2種を新種としてZoological Science(ズーロジカル・サイエンス)誌に記載発表しました。ルリゴキブリ属のゴキブリは日本ではこれまでに石垣島、西表島に生息するルリゴキブリEucorydia yasumatsui 1種のみが知られていました。 ゴキブリは害虫として知られています。現在、日本産ゴキブリは57種がしられており、今回2種を新種として記載したため、合計5
【農学部】坂巻 祥孝准教授らの研究チームが35年ぶりに日本からゴキブリを2種発見-森などに生息する美麗種- [記事掲載日:20.11.25] 農学部の坂巻 祥孝准教授(害虫学研究室)が所属する研究チームが、新種のゴキブリ類(昆虫綱)2種を南西諸島で発見しました。 日本で新種を確認したのは35年ぶりです。 今回発見した新種は、美麗種として知られる「ルリゴキブリ属」に属します。「ルリゴキブリ属」のゴキブリは非常に美しい青色の金属光沢や、鮮やかな橙色の紋などを持つことが特徴で、人家に出入りすることはありません。一般的に害虫として知られるゴキブリですが、人家に出現するのは日本産ゴキブリ59種のうちわずか1割程度で、それ以外は森の朽ち木や洞窟などに生息し、人間とほとんど関わりのない生活をしているといいます。 研究成果は、ZOOLOGICAL SCIENCE 誌オンライン版で2020年11月24日(日
南西諸島(鹿児島県、沖縄県)で新種のゴキブリ2種を発見したと、法政大学や鹿児島大学などの研究チームが24日、発表した。2種は光沢のあるメタリックブルーの体を持ち、生態は未解明だ。国内におけるゴキブリの新種発見は1985年以来。この2種を加えると日本産は計59種となった。 アカボシルリゴキブリ(柳沢静磨さん提供)ウスオビルリゴキブリ(柳沢静磨さん提供) 2種はいずれもルリゴキブリ属で、「アカボシルリゴキブリ」と「ウスオビルリゴキブリ」と命名した。 アカボシルリゴキブリは、羽に浮かぶオレンジ色の三つの紋が特徴。奄美大島や徳之島などに生息し、オスの全長が12~13ミリだ。ウスオビルリゴキブリは、羽にある紋の境界が不明瞭で帯のように見えるのが特徴。与那国島にのみ生息し、オスの全長が12・5~14・5ミリだ。いずれも森林に生息し、人との関わりはほとんどないという。 チームは2年以上かけて捕獲や繁殖を
NDC 衛生学.公衆衛生.予防医学 (498 9版) 参考資料 宮本拓海 著 , 宮本, 拓海, 1967-. 害虫の科学的退治法 : 大嫌いなゴキブリ、カ、ハエ、ムカデなどをわが家から追いだす方法は?. ソフトバンククリエイティブ, 2009. (サイエンス・アイ新書 ; SIS-123) http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000010389918-00 , ISBN 9784797353358 オースチン・M.フリッシュマン, 木村碩志, アーサー・P.シュワルツ 著 , 木村碩志, 堀田勝平 共訳 , Frishman, Austin M , 木村, 碩志 , Schwartz, Arthur P , 堀田, 勝平. こうすればゴキブリの退治ができる : ゴキブリ駆除マニュアル. 新風舎, 2004. http://iss.ndl.go.j
全国に分布するワモンゴキブリは雌だけで3匹以上いると、雄と交尾せずに子孫を残す「単為生殖」が促進されるとする実験結果を、北海道大の研究チームが13日発表した。単為生殖できる他のゴキブリも同様の性質をもっている可能性がある。動物学専門誌に掲載された。 害虫駆除では雌のフェロモンで雄を引きつけて殺虫し、繁殖を妨げる方法があるが、ワモンゴキブリは雌雄両方の駆除を徹底しないと効果が小さいと考えられる。 チームはワモンゴキブリを▽雌雄1匹ずつのペア▽雌1匹だけ▽雌だけ2~5匹--など11パターンで、それぞれ14組以上を容器で飼育。複数の卵が入ったカプセルのような「卵鞘(らんしょう)」を形成するまでの期間を2回目まで調べた。
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