「荒波を乗り越えるための基盤は整った」――DPEチェーン大手のキタムラは3月24日、写真専門チェーン「カメラのキタムラ」「カメラのきむら」「SNAPS!」の3事業を、4月1日に「カメラのキタムラ」ブランドに統合すると発表した。 カメラ・DPE業界は2000年ごろから急速にデジタル化が進み「津波のような変化に襲われた」(同社の北村正志会長)。同社は2002年から350億円をかけ、デジタル化に対応するための基盤作りを進めてきたが、ブランド統合はその総仕上げという。 今後は、顧客が持ち込んだ写真でオリジナル写真集を作成する「フォトブック」事業、古い写真や映像を修復・デジタル化する「写真データファクトリー」事業、写真館事業に注力していく。 「致命的な変革」に対応 「700日戦争の元日」 「フィルムがなくなるのは、われわれにとって致命的な変革だった」――同社の武川泉社長は、デジタルカメラが普及し、本
