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引用の効能 2010年10月26日 カルチャーメディア コメント: トラックバック (0) フィードカルチャーメディア (これまでの 小田切博の「キャラクターのランドスケープ」はこちら) ちょっと前に、ある大学の先生がネットから抜書きしただけの学生のレポートに怒っていたので「引用の仕方がわからないんじゃないか」といったら「そのくらい教わらなくてもわかって当然だ」といわれた。 しかし、個人的にはこれはけっこう疑問である。 というのは、そういうことをする学生はまず「引用すること」のメリットがよくわかってないんじゃないかと思うからだ。 たとえば私の友人にも実際にそういう経験をした人間が何人かいるが、夏休みの読書感想文の宿題に誰かの書いた解説を丸写しして提出したらほめられた、という話を聞いたことのあるひとはけっこういると思う。 で、そういう場合、その丸写しの典拠を明示して「と**はいっているが、私
増田聡くんがツイッターで、奨学金について考察している。 もう奨学金という名称を禁止すべきではないか。学生向け社会奉仕活動付きローンとか、強制労働賃金(返済義務あり)とか、いいのがとっさに思いつかないけど、現実を的確に解釈しかつ人口に膾炙するキャッチーな概念をこういうときにこそ考案するのが人文学の仕事なのではなかろうか。マジで。 すくなくとも現状の奨学金は奨学金ではなく貸学金と呼ぶべきだよな。 貸学金:たいがくきん。うっかり借りてしまうと社会奉仕を義務づけられ単位取得が滞りしまいには退学に追い込まれてしまう、恐ろしい学生ローンのこと。 今知ったんですが「貸学金」という言葉は中国語に存在しまして、うちの留学生の王さんにきいたところを総合するとほぼ日本の学生支援機構「奨学金」と同種の学生貸付制度であるようだ(99年開始だとのこと)。一方で、中国には返済不要のちゃんとした奨学金も存在する。よっぽど
ポップカルチャーとは要するにポピュラーなカルチャー、人気のある時代のトレンドで、人々が夢中になって自分の時間や資金を投資させられるくらいの魅力的なもののことですね。進化が著しく止まないコミック、アニメ、ゲームなども代表的なポップカルチャーの一つです。 しかしどうしてこれだけ多くの人々に受け入れられるようになったのでしょうか。漫画の原型が初めて世界に登場したのは古代の世界のどこか、アニメーションやゲームにおいては西暦1800年代後半のヨーロッパで、一瞬の感動を与えてくれる程度のものでした。それが時代と共に複雑に進化し、現在では全く別世界が存在しているかと思わせるくらい複雑・長編になりました。 これから先も、テクノロジーと共に現実世界にも勝る情報量を抱え、人々の心を惹きつける巨大な存在となっていくことは必至です。アニメーションやビデオゲームは食糧ほど必要な存在ではないにしても、多くの人々にとっ
「暑くて勉強に集中できない。エアコンを設置してほしい」 横浜市立小中、保護者から要望続々 1 名前:かしわ餅ρ ★:2010/09/04(土) 16:45:04 ID:???0 「暑くて勉強に集中できない。エアコンを設置してほしい」。猛暑が続く中、教室のほとんどにエアコンが設置されていない横浜市立小中学校の保護者から、そんな要望が同市教委に相次いで寄せられている。同市教委は「費用が莫大(ばくだい)になるため設置は難しい」としており、つる植物で校舎の外壁を覆い温度を下げるなどの手段も検討したいという。隣の川崎市では大半の市立小中学校でエアコンが 設置されており、学習環境に“格差”が生じている。 横浜市教委によると、夏休みが明け、ほとんどの小中学校が授業を再開した8月27日頃 から、エアコンの設置を求める保護者の要望が十数件届いているという。 同市立小中学校491校のうち、教室にエアコンが付い
小学生の9割が、って話を聞いたらぶっちゃけしょうがない気がしてきた。叩かれるだろうけど。 はっきり言うけど、目の前の人間関係壊してまで法とか倫理とか守りたい人なんていないんじゃないの? 隣で「俺ゲームに金とか払わねえし(キリッ」「購入厨(笑)」とか言ってるやつ見たらドン引きするし、クリエイターの権利はいい加減大事だけど、それとは別の問題として。 マジコンの話じゃなくなるけど、俺だって大学入ったら19歳なのに酒を飲めて当たり前としてサークルの新勧で扱われたもん。犯罪です、とは言えない空気。それでも嫌だったからウーロン茶しか飲まなかったし、一年経った今でもサークル入ってないけど。ぼっちです\(^o^)/ そういえば東京大学って新入生は4月から合宿で強制的に酒を飲まされるらしいね、最高学府なのに。 なんつーかマジコン9割って聞いて『携帯電話を何歳から子供に持たせるべきか』とか『マンガはどこまで買
男は、そう言い放った。場が、どよめいた。それは、とある化学メーカーの採用試験の一環として行われた、グループディカッション中の出来事だった。議論のテーマは、「あるべき教育の姿」。当然のことながら、彼はGDに参加した学生全員からの攻撃を受けることとなった。何しろこれは就職活動なのだ。誰だって、自分をよく見せたい。できれば、ノーリスクで……。 そうした状況の中で、飛び出したのが上記の発言である。突っ込み所は満載。さあどうぞカウンターをブチこんでください!と言わんばかりのテレフォンパンチ。しかも、発言者はどうみても議論に弱そうな、うらなりびょうたん型の青年だ。極論を言うわりには、覇気が感じられない。おそらく、思いつきをそのまま話してしまったのだろう。「こいつはいい踏み台だぜ!」学生たちの声なき声が、会議室に響いたような気がした。ついさきほどまでリスクを恐れて無難な発言ばかりを繰り返していた学生たち
東京都が都議会に提出した「東京都青少年の健全な育成に関する条例」(青少年育成条例)の改正案に関して、ネットユーザーの間では大きな騒動となった。それというのも、この改正案で定義された「非実在青少年」の扱いについて、大がかりな表現規制に発展するのではないかという懸念が広がったからだ。現在法案は継続審議となり、おそらく6月ぐらいに再審議となる予定である。 ネットやケータイに関する規制は、地方自治体の間で徐々に拡がっている。子どもに対するケータイ不所持の努力義務と、フィルタリング解除規制を盛り込んだ石川県が先頭を走っている格好だが、フィルタリング解除規制に関しては、埼玉県などが追従の構えを見せている。東京都も一応地方自治体に入るわけだが、日本のメディアの中心地であるが故に、東京都の決定が全国に影響を与えることとなり、もはや単純に地方自治体レベルの話では片付けられない。 ここで我々が反省しなければな
レポートをどう書かせてはならないか ─ 書評論文の効用 歴史学者の安丸良夫氏はある論文の中に、氏自身が経験した次のようなエピソードを紹介している。少し長くなるが引用しておこう。 私は、自分の勤務する大学で一般教育課程の「日本史」を講義している。この講義の聴講生は、名目上はきわめて多いが、平常の出席者はそれほどでもない。つぎに引用するのは、一九七六年度の学年末試験におけるA君の答案の書き出しの部分である。 「名もない足軽の身分から、全国を支配するまでに至った秀吉には、男のロマンが感じられるし、おさないころから秀吉にあこがれていました。立身出世の完全な見本のように思われます。彼の歴史をたどってみると、人間はやろうと思えば、努力しだいで何んでもできるのだと深く感じられます。やはり人間、努力がだいじだなと改めて思い知らされます。」 講義についての感想も書くようにと指示しているので、A君は感想の方か
2月25日(木)・26日(金)・27日(土)に行われた2010年度京都市立芸術大学美術学部美術科の入試がこれまでとはかなり傾向の違う問題が次々と出題され、なんと「週刊少年ジャンプ」が着彩の対象物として出題され、受験者の間に衝撃が走ったとのこと。 編集部で調査したところ、実際に出題された問題を入手することに成功しました。また、なぜ公立の芸大でマンガ雑誌が問題として利用されたのかという裏事情についてもある程度の考察を得ることができました。単純に奇をてらって週刊少年ジャンプを選んだわけではないようです。 詳細は以下から。 まず前提として、京都芸大の入試は3日間にわたって行われ、公式サイトにある平成22年度京都市立芸術大学美術学部学生募集要項細目のPDFファイルを見ればわかりますが、以下のようになっています。 センター試験:国語(200点)+外国語(200点)+数学・理科(100点)+地理歴史・公
1 顕微鏡(アラバマ州)2010/02/12(金) 17:31:07.94 ID:ZC6GL1YV ?PLT(12100) ポイント特典 エネルギー変換工学に関する質問です。 minitoto66さん エネルギー変換工学に関する質問です。 水力発電では揚程と流量でさまざまな水車機種が選定されていますが、この機種選定時にはどのような係数が使用されているのでしょうか?教えてください。 oj2000ojさん 担当の大地です。 昨日、研究室の学生からネット上に僕の出したレポート課題と酷似した質問があると聞き、あなたの質問をそれぞれ見させて頂きました。期末レポート課題と全く同じ内容ですので、間違いないでしょう。 このような形で課題に取り組んでいると言うことがわかり、態度を改めなければと考えています。 非常に残念ですが、自分の力で解決する意思が感じられませんので、これらの質問により得られた回答と同様の
長崎大学教育学部で昨年度と今年度、「情報社会と科学」と銘打った授業が行われていました。 これ何と、「ニセ科学」そのものズバリの授業です。 そこで使用されていたレジュメがとても分かりやすく良い出来なので、ここで改めてご紹介致します。 「情報社会と科学」(2009年度授業分) ・血液型性格判断と「信じる心」 ・もっと勉強するために ・マイナスイオンと健康 ・もっと勉強するために ・水からの伝言 ・もっと勉強するために ・「UFO・宇宙人」「波動」 ・もっと勉強するために 作成したのは長崎大学教育学部数理情報講座の長島雅裕さん、いや素晴らしいお仕事です。 この「ニセ科学」というもの、今でこそネット内で盛んに議論されたり各地でフォーラムも行われたりしているのですが、そろそろ本格的に学校教育の現場で取り上げてもいいのではないかと常々思っておりました。 ここで取り上げられているのは「ニセ科学」の代表選
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日本の(とくに文系の)大学生があまり勉強しないというのは、いまに始まったことではない。恥ずかしながら、私自身も、大学生の頃は決して勉強していたとはいえない。しかし、先輩も、そのまた先輩も、それ以前の先輩も、たいして勉強しないでもやって来られたからといって、いまの学生が同じように勉強しないでやっていけるのだろうか。この問いに対する答えは、たぶん否(NO)である。 現在、雇用をめぐって、少なくとも次の4つの構造的で不可逆な環境変化が起こっている(起こってしまった)。 (1)日本経済の期待成長率の低下 企業規模が年々大きくなっていくと期待できるわけではないので、長期雇用を保障したり、年功賃金制を維持することが必ずしも経済合理的ではなくなってきている。 (2)グローバル化 グローバル化には、格差を拡大する側面と格差を縮小する側面とがあり、全体的には中立的であるとされる。ただし、日本の場合には、中国
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