富士通は1月17日,新型のWDM(波長分割多重)装置「FLASHWAVE 7500X WDMシステム」の販売を開始した。出荷は2006年7月末。通信事業者の次世代基幹網の構築に向く製品である。 FLASHWAVE 7500Xが備える主な機能は,(1)光信号を中継する際に,途中で電気信号に変換することなく光信号のまま中継できる,(2)上位層のIPルーターの通信経路と,下位層の光波長の経路を連動して制御できる−−の2点。(1)は「光ダイナミック・クロスコネクト」,(2)は「GMPLS」(generalized multiprotocol label switching)と呼ばれる。 (1)は,「ネットワーク構築時の設備投資費用の削減に役立つ」(富士通の近間輝美・経営執行役フォトニクス事業本部長)。従来のWDM装置は地域間を接続する際に光信号をいったん電気信号に戻し,再び光信号に変換して中継しな
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