一般的にサナダ虫といわれる条虫の一種です. 形態は、瓜実条虫によく似ており、犬や猫などの小腸に寄生します. 大きさは、長いもので2m以上になり、幅は広いもので1.2cmにもなるものもいます. 犬よりも猫への感染率が高く、その中間宿主の関係で、都会ではあまり見られないかもしれません. ある患者さん(猫)の糞便と共に排泄されたマンソン裂頭条虫です. 何匹もいるのではなくて、切れてしまっているのです. 正方形の一辺は5cmです. 四角く囲った部分を拡大したものが下の写真です. たくさんの片節(瓜実条虫のページ参照)があるのがわかります. ちょっとひねって真横から見てみましょう. 非常に薄いです. 通常は、糞便検査で確認できます. これが虫卵の顕微鏡写真です. (寄生の原因) このページの冒頭に「中間宿主」という文字が出てきましたが、 その中間宿主とは、「カエル」「ヘビ」「にわとり」「アヒル