日本マクドナルドホールディングスが7日発表した2013年1~9月期連結決算は、売上高が前年同期比10・6%減の1973億円だった。 本業のもうけを示す営業利益は39・2%減の107億円、税引き後利益も同36・3%減の63億円と、大幅な減収減益となった。 期間限定の商品を投入せずに、収益性の高い「定番メニュー」を中心にする戦略を打ち出したが、来店客数が大きく減り、既存店の月間売上高は、5、6月を除いてすべて前年同月の実績を割り込んだ。 「1000円バーガー」を販売したり、国内の運営会社に新社長を迎えたりして、テコ入れを図ったが、売上高は伸び悩んだ。原材料価格の高騰に加え、円安により輸入コストが増加しており、「経営は厳しく予断を許さない」(今村朗執行役員)状況だ。