本章では情報通信や著作権に関する制度を紹介してきました。最後に補論としてプラットフォームに関する序説を少し述べてみます。 従来、情報通信の概念では、ハード・ソフトやインフラ・コンテンツの二分法が用いられてきました。どちらも、概念を設備・機器と表現とに分けるものでした。ところが、00年代中ごろからプラットフォームという概念が唱えられるようになりました。二分類からネットワーク、プラットフォーム、コンテンツという三分類への変化です。同時にネットワーク・レイヤーとコンテンツ・レイヤーのどちらにも区分されない課金、認証、セキュリティ、著作権管理(DRM)などの機能をプラットフォーム機能と名付けるようになりました。政策面からは、i-modeなど携帯電話事業者がネットワーク・サービスと一体として提供するプラットフォーム・サービスに関して、その閉鎖性が問題視されるようになりました。携帯電話事業者は垂直統合
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