MPEG議長Leonardo Chiariglione氏のブログ記事によると、2020年6月現在の権利者は45企業・団体に急増しており、うち2/3は3つの特許プールいずれかに所属するが、残り1/3はいずれにも属さないという分布状況です。日本でもBS4K/8K実用放送が開始されたように放送業界ではH.265/HEVCコーデック利用が本格化し始めましたが、ストリーミングや双方向Web会議など動画像コーデック需要が急騰しているWeb業界での利用はわずか12%程度に留まるため、MPEG系コーデックのプレゼンス低下は避けられないと予測しています。 MPEG動画像コーデックの歴史を振り返ると、特許問題はそれぞれの商業的成否に強い影響を与えてきました。 MPEG-2 Videoコーデックは2020年現在の日本でもテレビ放送に使われ続けており、明らかな成功モデルとなっています。ちなみにMPEG-2 Vid
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