前置き この記事は『貞観政要』を読んでいこうという試み(連載?)の第3回目です。 『貞観政要』は唐の太宗李世民の政治や言行を記録した書で、明の成化帝の時代にも刊行されました。今回は成化帝による序文「御製序」の後半部分を読みます。この連載の試みの背景や御製序の前半部分の訓読については、以下の前回記事をご覧ください。 『貞観政要』の概要や個人的な動機: 御製序・前編: 前編に続き、『貞観政要』の御製序の後段を読んでいきます。 翻字 序文全体の翻字を前回に示しているので重複になりますが、全文を再掲します。今回は中盤の「朕、萬幾之暇銳情經史、偶及是編」からになります。 .origin -- 御製貞觀政…