dlitの殴り書き

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コピペや文章に対する考え方と研究分野の関係





 これってどれぐらいの範囲で共有されている感覚なんだろう?
 小保方氏の論文コピペ問題に対して、僕の観測範囲内では理工系の色々な分野から、かなり憤ってる声が出ていた(今も出ている)気がする*1。ごく小さい特定の研究領域で共有されているような感覚なのか、それとも研究室単位とかなのか。
 「コピペでよい」までの距離はだいぶあると思うけれど、「文章(表現)よりデータが大事」というような考え方については、分野ごとに感覚が違うのではというのを感じることもある。ただし、これも「文理」みたいな単純な軸では切れない話かと思う。ちなみに僕は(生成文法が専門じゃない言語研究者からも)大学院で「主張や論理はどういうデータをどう出すかで語らせろ。表現はシンプルに。レトリックをこねるな」という教育を受けた。こういう方針については言語研究領域内でも意見が分かれるのではないかな。僕が書いた論文は、ものにもよるけど、「表現が稚拙」と評されたことも「表現がシンプルでわかりやすくて良い」と評されたこともある。

*1:ただ、あまりパラフレーズしようがない前提や共有知識などをどうするのかとか悩ましい問題もある、という話も同時に出ていた。

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