コンテンツにスキップ

岩礁

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
岩礁の例(千葉県鴨川市江見吉浦)
岩礁に集まる魚(サレマ

岩礁(がんしょう、英語:rock reef)とは、主にで水中に隠れたり、水面上にわずかだけ姿を現している[1]

概要

[編集]

海底は一般に大きく分けて、からなる砂地と岩盤でできている場合とがある。砂地や砂浜は、通常から流れ込んだ砂が潮流地形、風向きなどによって溜まったものであり、岩石質が長年のうちにによって削られ形成されたり、岩盤が隆起したりしたものが岩礁である。砂地と岩礁では、生息する魚種や海藻、その他生物などに大きな違いがあり、一般に岩礁付近はよき漁場になっており、ウニサザエコンブワカメなども豊富である。

水深の浅い場所に存在する岩礁は特に暗礁と呼ばれ、航行する船舶にとっては座礁の恐れがあるため非常に危険である。このため、海図では「闇岩」「洗岩」「干出岩」が区分され、それぞれ各記号で表記される。

岩礁と釣り

[編集]

海釣りでは、干潮時でも水面下に沈んでいる状態の岩礁を特に「シモリ」と呼び、好ポイントとされる。岩礁地帯には特に根魚が多く生息し、潮流も複雑で魚の餌も集まりやすい。また底引き網などで乱獲されにくく、幼魚が身を隠しやすいため魚類の格好の産卵場所になっており、釣り人に好まれる。ただし、根がかりなども多く、釣りにくい。遊漁船などもこの「シモリ」の周りに多く集まる。

脚注

[編集]

関連項目

[編集]
pFad - Phonifier reborn

Pfad - The Proxy pFad of © 2024 Garber Painting. All rights reserved.

Note: This service is not intended for secure transactions such as banking, social media, email, or purchasing. Use at your own risk. We assume no liability whatsoever for broken pages.


Alternative Proxies:

Alternative Proxy

pFad Proxy

pFad v3 Proxy

pFad v4 Proxy