伶美うらら
れいみ うらら 伶美 うらら | |
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生年月日 | 1990年5月30日(34歳) |
出身地 | 日本 大阪府大阪市 |
身長 | 167cm |
血液型 | B型 |
職業 | 女優・モデル |
ジャンル | 舞台 |
活動期間 | 2009年 - |
活動内容 |
2009年:宝塚歌劇団入団、宙組配属 2017年:宝塚歌劇団退団、芸能活動再開 |
事務所 | フリー |
公式サイト | 公式ウェブサイト |
主な作品 | |
宝塚歌劇 『風と共に去りぬ』 『翼ある人びと』 『王家に捧ぐ歌』 『バレンシアの熱い花』 『神々の土地』 舞台 『るろうに剣心』 『そして誰もいなくなった』 | |
備考 | |
宝塚歌劇団卒業生 |
伶美 うらら(れいみ うらら、1990年[1]5月30日[2] - )は、日本の女優・モデル。元宝塚歌劇団宙組の娘役スター[2]。
大阪府大阪市[1]、清水谷高等学校出身[3]。身長167cm[1]。血液型B型[4]。愛称は「ゆうり」[2]。
来歴
[編集]2009年、宝塚歌劇団に95期生として入団[5]。入団時の成績は29番[5]。宙組公演「薔薇に降る雨/Amour それは…」で初舞台[2]。その後、宙組に配属[5]。
下級生時代から劇団屈指の美貌で注目を集め[6]、2011年の「クラシコ・イタリアーノ」で新人公演初ヒロイン[7][8]。その後も4度に渡って新人公演ヒロインを務める[1]。
2012年の「ロバート・キャパ」(バウホール・日本青年館公演)で、バウホール・東上公演初ヒロイン[9][2]。同年7月より池田泉州銀行のイメージガールに就任[3]。
2014年の「翼ある人びと」(ドラマシティ・日本青年館公演)で、2度目の東上公演ヒロイン[2][10]。同年の「SANCTUARY」で2度目のバウホール公演ヒロイン[2]。
2015年、朝夏まなと・実咲凜音トップコンビ大劇場お披露目となる「王家に捧ぐ歌」で、初演時にトップ娘役・檀れいが演じたアムネリス役に抜擢[6][10]。
2016年の「バレンシアの熱い花」で全国ツアー公演初ヒロイン[2]。
2017年11月19日、朝夏まなと退団公演となる「神々の土地/クラシカル ビジュー」東京公演千秋楽をもって、宝塚歌劇団を退団[10][11]。退団公演では、トップ娘役不在という状況下ながら、トップスター朝夏の相手役を務め、最初で最後となる大劇場ヒロインを演じた[11][1]。
退団後はフリーランスの女優として幅広く活動している[2][1]。
人物
[編集]7歳上と12歳上の姉がいる[4]。
小学5年の夏休み、花組公演「ミケランジェロ/VIVA!」で宝塚初観劇[4]。その後、宝塚コドモアテネの存在を知り、入学を決める[4]。同じ学年には後に同期となる水美舞斗がいた[4]。
中学3年時に音楽学校を初受験するが、2次で不合格となる[4]。受験時バレエのお手本を務めていたのが、後に新人公演やバウホール公演で組むこととなる愛月ひかるだった[4]。
高校に進学後、バレエに加え声楽教室にも通い始め、2度目の受験で合格を果たした[4]。
芸名の由来は、「伶」の字には芸風の意味が込められていて、「うらら」は頭の中で生まれてから、ずっと温めていた名前[8]。春の陽だまりのようなイメージと、大人っぽさが加わった雰囲気が自分には合うのではと考え、覚えやすい名前がいいと思って決めた[8]。
宝塚歌劇団時代の主な舞台
[編集]初舞台
[編集]- 2009年4 - 5月、宙組『薔薇に降る雨』『Amour それは…』(宝塚大劇場)
宙組時代
[編集]- 2009年6 - 7月、『薔薇に降る雨』『Amour それは…』(東京宝塚劇場)
- 2009年11 - 2010年2月、『カサブランカ』
- 2010年5 - 8月、『TRAFALGAR(トラファルガー)』『ファンキー・サンシャイン』
- 2010年11 - 2011年1月、『誰がために鐘は鳴る』 - 新人公演:ファニータ(本役:藤咲えり)
- 2011年3月、『記者と皇帝』(日本青年館・バウホール) - セーラ・キング
- 2011年5 - 8月、『美しき生涯』 - 新人公演:たつの(本役:すみれ乃麗)『ルナロッサ』
- 2011年10 - 12月、『クラシコ・イタリアーノ』 - 新人公演:ミーナ・プッティ(本役:野々すみ花)『NICE GUY!!』 新人公演初ヒロイン[7][3][2][10][1]
- 2012年1 - 2月、『ロバート・キャパ 魂の記録』(バウホール・日本青年館) - ゲルダ・ポホライル バウ・東上初ヒロイン[9][3][6][2][10]
- 2012年4 - 7月、『華やかなりし日々』 - ローズマリー・ブラウン、新人公演:ジュディ・レイン(本役:野々すみ花)『クライマックス』 新人公演ヒロイン[7][3]
- 2012年8 - 11月、『銀河英雄伝説@TAKARAZUKA』 - ユリアン、新人公演:アンネローゼ・フォン・グリューネワルト(本役:愛花ちさき)
- 2013年1月、『逆転裁判3 検事マイルズ・エッジワース』(ドラマシティ・日本青年館) - サラ・ミルブレット
- 2013年3 - 6月、『モンテ・クリスト伯』 - ジェニファー、新人公演:エデ姫(本役:すみれ乃麗)『Amour de 99!!-99年の愛-』
- 2013年7 - 8月、『うたかたの恋』 - ステファニー『Amour de 99!!-99年の愛-』(全国ツアー)
- 2013年9 - 12月、『風と共に去りぬ』 - メイベル[注釈 1]/スカーレットII[注釈 1]、新人公演:メラニー(本役:実咲凜音)[8]
- 2014年2 - 3月、『翼ある人びと-ブラームスとクララ・シューマン-』(ドラマシティ・日本青年館) - クララ・シューマン 東上ヒロイン[8][2][10]
- 2014年5 - 7月、『ベルサイユのばら-オスカル編-』 - 次女、新人公演:バラの淑女/ロザリー(本役:実咲凜音) 新人公演ヒロイン[8][2]
- 2014年9月、『SANCTUARY(サンクチュアリ)』(バウホール) - マルグリット・ド・ヴァロア(マルゴ) バウヒロイン[8]
- 2014年11 - 2015年2月、『白夜の誓い -グスタフIII世、誇り高き王の戦い-』 - エグモント伯爵夫人(イザベル)、新人公演:ソフィア・マグダレーナ・ア・ダンマルク(本役:実咲凜音)『PHOENIX 宝塚!!-蘇る愛-』 新人公演ヒロイン[8]
- 2015年4月、『New Wave!-宙-』(バウホール)
- 2015年6 - 8月、『王家に捧ぐ歌』 - アムネリス[6][10]
- 2015年10 - 11月、『メランコリック・ジゴロ』 - ルシル『シトラスの風III』(全国ツアー)
- 2016年1 - 3月、『Shakespeare〜空に満つるは、尽きせぬ言の葉〜』 - エリザベス・ケアリー(ベス)『HOT EYES!!』
- 2016年5月、『ヴァンパイア・サクセション』(ドラマシティ・KAAT神奈川芸術劇場) - カーミラ
- 2016年6月、『Bow Singing Workshop〜宙〜』(バウホール)
- 2016年7 - 10月、『エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-』 - マダム・ヴォルフ
- 2016年11 - 12月、『バレンシアの熱い花』 - イサベラ『HOT EYES!!』(全国ツアー) 全国ツアー初ヒロイン[2]
- 2017年2 - 4月、『王妃の館-Château de la Reine-』 - ディアナ『VIVA! FESTA!』
- 2017年6月、『A Motion(エース モーション)』(梅田芸術劇場・文京シビックホール)
- 2017年8 - 11月、『神々の土地』 - 大公妃イリナ(イレーネ)『クラシカル ビジュー』 大劇場ヒロイン、退団公演[11][2][10][1]
出演イベント
[編集]- 2012年12月、タカラヅカスペシャル2012『ザ・スターズ!〜プレ・プレ・センテニアル〜』
- 2013年11月、悠未ひろディナーショー『Heroe』[12]
- 2014年12月、タカラヅカスペシャル2014『Thank you for 100 years』
- 2015年5月、『王家に捧ぐ歌』前夜祭
- 2015年12月、タカラヅカスペシャル2015『New Century,Next Dream』
- 2016年12月、タカラヅカスペシャル2016『Music Succession to Next』
宝塚歌劇団退団後の主な活動
[編集]舞台
[編集]- 2018年1月、『越路吹雪に捧ぐ〜トリビュートコンサート』(梅田芸術劇場)[13]
- 2018年2月、『愛にまつわる、いくつかの…』(紀尾井ホール)[14]
- 2021年6月、『ROSSO』(TBS赤坂ACTシアター)[15]
- 2021年8・10月、『イッツショータイム!!』(日経ホール・TTホール) - 神保原希[16]
- 2022年5 - 6月、『るろうに剣心 京都編』(IHIステージアラウンド東京) - 駒形由美[17]
- 2023年8 - 9月、『THE MONEY-薪巻満奇のソウサク-』(CBGKシブゲキ!!・心斎橋PARCO SPACE14)[18]
- 2023年11月、『SEVEN-西遊記7つの戦い-』(クラブeX・森ノ宮ピロティホール) - 玉龍[19]
- 2024年4月、『そして誰もいなくなった』(江東区文化センター)[20]
広告・CM出演
[編集]受賞歴
[編集]- 2012年、『阪急すみれ会パンジー賞』 - 新人賞[21]
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e f g h i PROFILE ウララレイミ。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 宝塚歌劇団 元宙組娘役・伶美うららさん、退団後に語るあんなこと・こんなこと Domani。
- ^ a b c d e f g 〜池田泉州銀行 新イメージガール決定〜宝塚歌劇団 宙組娘役『伶美うらら』さんを起用! 池田泉州銀行ホームページ。
- ^ a b c d e f g h 『波瀾爆笑!? 我が人生 伶美うらら/宝塚GRAPH 2016年10月号』 宝塚クリエイティブアーツ、2016年、74-76頁。
- ^ a b c 100年史(人物) 2014, p. 121.
- ^ a b c d e 宝塚宙組娘役の伶美うらら、11月19日付で退団 日刊スポーツ。
- ^ a b c 100年史(舞台) 2014, p. 319.
- ^ a b c d e f g h i j k フェアリーインタビュー 宙組 伶美うらら ウィズたからづか。
- ^ a b 100年史(舞台) 2014, p. 243.
- ^ a b c d e f g h i 村上久美子 (2017年8月10日). “9年間のすべてを懸ける/伶美うらら”. 日刊スポーツ 2019年10月10日閲覧。
- ^ a b c 重厚な文芸作品と煌めきのレビューで輝くトップスター朝夏まなとの集大成!宝塚宙組公演『神々の土地』『クラシカルビジュー』 宝塚ジャーナル。
- ^ 悠未ひろディナーショー「Heroe」('13年・宝塚ホテル) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
- ^ 来年1月再演「越路吹雪に捧ぐ」に咲妃みゆ、伶美うらら ステージナタリー。
- ^ 凰稀かなめが朗読劇に初挑戦、共演に伶美うらら、ラサール石井 ステージナタリー。
- ^ 七海ひろきは1人の少女と出会い…エンタメショー「ROSSO」に大野拓朗・伊藤純奈ら ステージナタリー。
- ^ 舞台FOCUSの最新作「イッツショータイム!!」が、8月に東京で、10月に大阪で上演決定!! おどりびより。
- ^ “ミュージカル「るろうに剣心 京都編」主演の小池徹平が続投、比古清十郎役は加藤和樹”. ステージナタリー (ナターシャ). (2022年1月25日) 2022年1月25日閲覧。
- ^ 七海ひろきが初プロデュース、寿つかさを主演に迎えて“新感覚”なコメディ「THE MONEY」上演 ステージナタリー。
- ^ “少年忍者・元木湧が孫悟空、豊田陸人が三蔵法師に、ミュージカル・ショー「SEVEN」”. ステージナタリー. ナターシャ (2023年8月28日). 2023年8月28日閲覧。
- ^ アガサ・クリスティー「そして誰もいなくなった」出演に野村宏伸・伶美うらら ステージナタリー。
- ^ 100年史(人物) 2014, p. 57.
参考文献
[編集]- 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(舞台編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14600-3。
- 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(人物編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14601-0。
外部リンク
[編集]- 公式ウェブサイト
- 伶美うらら - Ameba Blog
- 伶美うらら (@urara_reimi) - X(旧Twitter)
- 伶美うらら (@urara_reimi) - Instagram