プライム・ストラテジーは2月28日、WordPressとCMSのセキュリティの運用負荷を軽減し、企業向けの高度なセキュリティを実現するKUSANAGIシリーズの新製品「KUSANAGI Security Edition」をGoogle Cloudで提供開始した。
「KUSANAGI Security Edition」はOS・ミドルウェアを自動アップデートすることで、脆弱性を突いた攻撃からサーバとアプリケーションを防御する。
1カ月当たりのライセンス費用はVM1台当たり約750ドル(1時間当たり$1.05 +Google Cloudの利用料)で、企業向けの評価版も提供する。
「KUSANAGI Security Edition」の特徴
「KUSANAGI Security Edition」は、複雑な設定を行うことなく、複数の環境で一貫したセキュリティ管理を実現する。
セキュリティ監査機能「Analyzer」により、セキュリティ監査を定期的に実施。監査を実施した後、リスクとなりうる項目を検知して具体的な対策を提示し、セキュリティのリスクを軽減する。
加えて、WordPress向けのマルウェア・アンチウイルス機能を搭載している。
KUSANAGI Appを無償利用可能
「KUSANAGI Security Edition」のユーザーは、同サービスの運用を効率化するSaaS「KUSANAGI App」を無償で利用できる。
KUSANAGI Appは「KUSANAGI Security Edition」と連携し、セキュリティ監査、自動アップデート、マルウェア検知の結果と具体的な対策をメールで送信する。複数のサーバで、多くの担当者、制作会社などが関わるCMSのセキュリティ運用の効率を上げる。
KUSANAGI Appはβ版で提供されており、多言語対応や複数のユーザーを管理し、重要な通知だけを特定の担当者に送信する機能などの提供を予定している。
脆弱性情報を公開するアドバイザリー公開
同社はセキュリティへの取り組みとして、更新したモジュールで修正された脆弱性に関する情報を提供する「Security Advisory」を公開した。
KUSANAGI Security Editionの自動アップデートで更新されたモジュールに含まれる脆弱性の詳細も、同アドバイザリーから確認できる。