1巻発売時からリアルタイムで紙書籍で追ってて電子でも買った勢が通りますよ。
2024年6月現在、3巻まで出ている(小冊子は別カウント)のにレビューしていなかった事に気付いたので、思い立ってみました。ふんわり表現で濁して、ネタバレにはならな
いように書いてみます。
1巻読了後は、実は「少し残念な作品」という印象。絵はまあ好みがあるしハマらない人はハマらないと思いますが、私はわりと好きですね。ただ、設定を盛り過ぎたのか全く活かされていない点が感じられたり、ストーリー構成にツッコミを入れたくなったり、「BLはファンタジー」の合い言葉で自分を納得させつつ考察をしたりなど。考察を重ねても「あの設定必要あった?」とずっと気になってモヤモヤしていた点がひとつ。
で、続刊が出て、「あの設定がここに繋がってくるのか!」とか、1巻に比べるとやや受けの方に焦点をあてたエピソードも入ってきてストーリーに深みが出てきたと感じたわけです。
2巻の受けの行動に嫌悪感を示すレビューも見かけたけど、それも3巻の攻めのセリフに繋がってくるのでは?と思ってみたり。
3巻で一気に登場人物が増えて大所帯になった感は否めないけど、それもまた味ということで。なかなか濃い人たち出てきてインパクトがすごい。
そして雑誌編集の仕事内容とか、まぁ一般人は詳しく知らなくて当然だと思うので、「実際は〜〜だからこんなのありえない!」ってお怒りのレビューも見ましたが、前述の通り知らないのであんまり気にならないし、むしろ私自身がアナログな人間なので「全部データ管理」とか描写されたら物足りなく感じると思うわけですよ。
これ1巻出た時、ナンバリングもあとがきで続編についての言及も無かったから、【売れたら続編】って感じだったんですかねぇ?わりと賭けだと思うけど、続編描くことを前提としてあれだけの設定練り込んでたとしたら、作者さんスゴいと思う。
個人的には巻を追うごとにどんどん面白くなってると思います。もちろん、感じ方には個人差あると思いますが。
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