身体はしっかり成長し、研ぎ澄まされた大人なのに、どこかあどけなさの残る顔、というのはどうしてこうも惹きつけられるのだろう!!しかも欲も無く、純粋な青年。彼を可愛がり、大事にしたい魔術師の気持ちが良く分かる。
舞台は19世紀だろう。初期
のSF映画を思わせる装飾、建築、調度品が物語のスパイスになっている。アルフォンス ミュシャを思わせる圧倒的な美と、奇想天外ながら可愛さとユーモアのある設定が、その世界観を崩さずに両立しているのは天才的としか言いようがない。
私がフォローしている方々にも池先生の信奉者がいらっしゃり、レビューに誘われて購入した中には、見ているだけで痛みを感じてしまう極道物もあり、同じ作家様が描いているとは思えない幅の広さ、引き出しの多さに驚嘆するばかりだ。
しかし共通するのは、描く人物が魅力的であること。人間の悲しさ、淋しさ、弱さを知る者。彼を知れば知るほど、彼の秘めた優しさ、思い遣りに惹かれていく者。両者がお互いの恋情を募らせ、唇を、身体を、心を、求めていく様ははっきりと熱を帯びて読者に迫ってくる。池先生の人柄を感じずにはいられない。もっともっと池先生の作品に触れたい。
あっ、このレビューを読んで下さった方、間に合うようなら今日までセールです!まだお読みになっていなければ、是非お急ぎください!
M ○フォロー様 、新◯◯フォロー様:
お言葉、有り難くこそばゆいほどです。お二方共、速読にして精読、いつも的確で読み応えのあるレビューをアップして下さるので、とても楽しみにしています! 私は、お二方のレビューで作品を知ることが殆どなので、レビューを思い起こしながら、作品を読んでいます。お気持ちが嬉しく、とても元気が出ました。 ありがとうございます!!
もっとみる▼