とにかく画力が素晴らしいです。
戦闘シーンでの低い姿勢からの跳躍、躍動感、感情を揺さぶられる表情、美しい魔法の再現性、緻密で臨場感溢れる背景、本当にスゴいです。
そして、題名で少し損をしているのでは…?と心配になります。
以前から流行
りの、あらすじ説明しちゃう系の長い題名ですが、この題名からは想像できないくらいの深くて心に染みる物語です。
冒頭の悲惨なシーンから、番だと言う竜人セスとの時間で主人公の戦闘奴隷8番が徐々に温かみを感じていきながらも、二人を取り巻く環境は一筋縄ではいかなそうな、不穏さ、不安定さを忍ばせています。
種族による常識や寿命の違いと苦悩、人間関係の好悪など、表情で魅せるのがお上手な作者様で、1巻だけでも読み応えがあります。
うわーん、続きがとても気になります。
単行本が待ちきれなくて、単話でも追いかけたいくらいです。
じっくり丁寧に描いてもらって、長く連載していただきたい良作です。
最後に、原作を読まれた方が終わり方が尻切れトンボだとレビューされていたのが少し気にかかります。
コミック化にあたり、納得のいくラストをご用意くださるよう、関係各所様と協議いただけたら嬉しいです。
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