2月26日午後、岩手県大船渡市で発生した新たな山林火災は、27日11時半現在も延焼が続いていて、これまでに少なくとも住宅など84棟が焼けたとみられています。
中條奈菜花アナウンサー
「避難所の中では最も多い人数が集まる三陸公民館です。皆さん眠れない夜を過ごし不安な思いの中、身を寄せあっています」
市内には福祉避難所を含め7つの避難所が開設され、一時最大で計584人が身を寄せました。
27日朝は温かい食べ物の炊き出しが行われ、避難所の人たちに配られたり続々と支援物資が運び込まれたりする様子が見られました。
また、避難所の中には被害の情報が掲示されていて心配そうに見つめる人の姿もありました。
避難した人は「(自宅は)全焼みたい。東日本大震災のときは高台だから(被害は)免れたが今回はだめでした」と話していました。
26日から27日朝にかけ、消防による消火活動が続けられているほか、27日は自衛隊や応援の防災ヘリなど合わせて9機による空中散水が行われています。