×

25年のJ1が開幕 第4節の鹿島-FC東京は注目の新監督対決 昨季2位の広島は横浜FCと対戦

[ 2025年2月28日 17:00 ]

 2025明治安田J1リーグは2月14日のG大阪-C大阪の大阪ダービーで開幕し、ここまで第3節までの30試合を終えた。33年目となるシーズンは昨季と同じく20クラブの2回戦総当たりで、全380試合が行われる。優勝クラブと準優勝クラブは、AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)2026/27の出場権を獲得。26年からは秋春制に移行するため、今季が春秋制の最後のシーズンとなる。

 昨季のJ2覇者の清水は3季ぶり、同2位の横浜FCは2季ぶりのJ1復帰。同5位だった岡山はJ1昇格プレーオフを制し、初のJ1昇格となった。岡山はホームでの開幕戦となった2月15日の京都戦で2-0と快勝した。初昇格クラブの初陣初勝利は09年山形以来6度目。過去全てのクラブがJ1に残留しており、幸先のいい滑り出しとなった。

 昨季の最終節で史上6クラブ目のリーグ連覇を果たした神戸は、07~09年の鹿島以来となる3連覇を目指す。MVPのFW武藤嘉紀、FW大迫勇也ら陣容に大きな変更はなく、吉田孝行監督の下、今季も縦に速い攻撃などが武器となる。

 昨季2位の広島は、今季初の公式戦となった富士フイルム・スーパー杯(2月8日、国立)で神戸を2-0で破り、9年ぶり5度目の優勝を飾った。この試合ではU-20日本代表MF中島洋太朗が巧みなゲームメークを見せた。

 AFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)で準々決勝進出を果たし、J1第4節の3月2日には過密日程の中で昇格組の横浜FCとホームで対戦する。過去のJ1のホームでの戦績は2分け2敗と勝ち星がない。横浜FCは昨季のJ2で最少失点と堅守が持ち味。15年以来のリーグ制覇を狙う広島にとっては、いかにしてゴールネットを揺らすかがポイントとなる。

 史上最多8度の優勝を誇る鹿島は、クラブOBの鬼木達氏が新監督に就任。川崎Fで通算7冠を獲得した名将とともに9季ぶりのリーグ制覇を見据える。昨季は後半に失速して5位に終わったが、昨季C大阪でリーグ2位の21得点を挙げたFWレオ・セアラを獲得。さらにFC東京で7得点のMF荒木遼太郎もレンタルを終えて復帰した。MF柴崎岳、FW鈴木優磨らタレントぞろいのチームとなり、優勝候補の一角に挙げられている。

 3月1日はホーム3連戦の最後でFC東京を迎え撃つ。昨季7位のFC東京も新たに松橋力蔵氏が監督に就任。昨季は新潟の指揮官としてルヴァン杯準優勝に導いた。過去3年の両者の対戦成績は、3勝2分け1敗とFC東京が勝っている。2月15日の第1節、アウェー湘南戦で黒星発進となった鹿島にとって、勢いをつけるためにも必勝が求められる新監督対決となる。

続きを表示

「サッカーコラム」特集記事

「日本代表(侍ブルー)」特集記事

サッカーの2025年2月28日のニュース

pFad - Phonifier reborn

Pfad - The Proxy pFad of © 2024 Garber Painting. All rights reserved.

Note: This service is not intended for secure transactions such as banking, social media, email, or purchasing. Use at your own risk. We assume no liability whatsoever for broken pages.


Alternative Proxies:

Alternative Proxy

pFad Proxy

pFad v3 Proxy

pFad v4 Proxy