大阪府教育委員会が、府立高校などに自転車で通学する条件として損害賠償保険への加入を求める方針を固めたことが3月7日、分かった。府が自転車利用者に保険加入を義務づける条例の成立を目指していることを受けた措置。同様の条例は兵庫県などで施行されているが、高校生らの自転車通学の条件とするのは異例という。 大阪府は深刻化する自転車事故対策として、保険加入義務を含む「自転車の安全で適正な利用の促進に関する条例」案を2月定例議会に提出している。加害者となって高額な賠償を求められるケースもあるため、条例案では保険について「加入しなければならない」と規定し、利用者が未成年の場合は保護者の加入を義務づけている。 7月1日からの施行を目指しているが、罰則規定がないことから、高校生らについては自転車通学の条件とし、保険加入の徹底を図る。 府教委は、府立高校の多くが自転車通学を認めていることを踏まえ、新年度に各校の
