ウクライナは、同国の天然資源を共同開発する取引で米国と合意した。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。ウクライナが合意したことでトランプ米大統領との間で最近高まっていた緊張が緩和し、トランプ氏が目指すロシアとの停戦が前進する可能性がある。 非公開の情報だとして匿名を条件に語った関係者によると、26日にウクライナ内閣は取引への署名を勧告する見通し。ゼレンスキー大統領は合意締結のため米国を28日に訪問する予定だと関係者は語った。 トランプ氏は25日、ゼレンスキー氏が28日にワシントンを訪れる予定だと聞いているとし、これは大きな取引だと理解していると話した。 トランプ氏はゼレンスキー氏に対し、この取引を受け入れるよう圧力をかけていたが、ゼレンスキー氏は米国が過度に要求しているとして当初の案を拒否していた。同案はベッセント財務長官が今月、キーウで最初に提示した。
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