昨日冒頭部分を紹介したマッキンゼーのソローインタビューから、残りの部分の概要をまとめてみる。 世界で最も優れた経営を行っている先導的な企業と競争することは、自分の経営を優れたものとするだけでなく、規模の経済を得ることにもつながる。というのは、世界的な優れた経営というのは、国際市場を必要とするものだからである。 経済学では、企業は利益を追求するのだから自然と最善の経営手法を採用するものと考えていたが、それは間違っていた。 そうしたミクロのセクターレベルの観点は、産業組織論や比較優位論ならびに比較優位と生産性の関係の研究において現在の経済学に部分的に包摂されている。 MGIのセクターレベルのアプローチが有望な研究分野は、サービス部門の生産性の研究。 そもそもサービス部門内、およびサービス部門と財生産部門を比較した相対的な資本集約度についても我々は良く分かっていない。 サービス部門の資本集約度は