2010/10/04 シマンテックは10月4日、日本国内における迷惑メールの現状に関する説明会を開催した。説明会にはニフティの開発推進室 担当部長 木村孝氏も出席し、迷惑メール対策のいくつかは功を奏しているものの、海外発の迷惑メールが増大している現状を指摘した。またシマンテックのセキュリティビジネスユニット シニアプロダクトマネージャ 西島正憲氏は、迷惑メールを介して、Adobe PDFファイルの脆弱性を狙う悪意あるサイトへと誘導する攻撃の増加に注意を呼び掛けた。 木村氏によると、この数年間、迷惑メールの量自体はそれほど大きく変わっていないが、発信元に違いが見られるという。2006年から2007年ごろを境に、迷惑メールの発信元が国内から海外へとシフトしているのだ。また発信元を国別に見ると、以前はほぼ半数が中国から送られてきていたが、最近では「いわゆるBRICsやアジア全般に広がってきている