さる2月18日(日)、国立新美術館において報告会が開催され、文化庁の助成プログラムで採択された4団体による成果報告が行われました。 平成29年度の文化庁の助成プログラムを受けた4団体は、それぞれ作品や作家に関連した資料の整理と保存のため、資料のデジタル化・データベース化を「アーカイブ」というキーワードで構想から実践へとプロセスを進めていました。 この助成プログラムは、応募要件として、「主たる対象とする芸術運動は,日本の戦後美術の中でも,特に国立美術館で作品を所蔵する作家に関連するものとする。また,研究対象として国際的にニーズが高いものとする。」と定めています。平成30年度も一定の規模で継続される見通しであるということで、実践的な取り組みが加速し、国際的にも注目が集まる日本現代美術の地位を高めることが期待されます。 吉間仁子「来たるべきアート・アーカイブとは<報告>」 カレントアウェアネス
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