「アップルの敗訴確定=iPod特許訴訟―最高裁」というニュースがありました。 昔のiPodに搭載されていたハードウェアベースの「クリックホイール」の構造に関する、日本の個人発明家による発明の特許権(機会があれば内容を分析してみます)をアップル日本法人が侵害したということでアップルに3億円強の損害賠償支払いを命じた判決が2013年に知財高裁で出ていたのですが、それが確定したことになります。 日本では特許訴訟において巨額の賠償金支払が命じられることはあまりないので、本件は珍しいケースです。さらに言えば、個人がアイデアひとつでグローバル企業と対等に戦って勝てるというのも特許以外の世界ではなかなかないのではないかと思います。 おそらくは、個人発明家側の弁護士は、着手金少なめ、成功報酬多めで代理人を引き受けてくれたのではないかと思います。強力な特許を持っているのだが、個人で訴訟を起こすには弁護士費用