秋になって肌寒くなるにつれ、夜が長くなり、空気が澄んできます。そこで夜空を見上げ、天体観測をしてみましょう。スマートフォンを空に向けるだけで、どこにいてもプラネタリウムのように星座を表示させたり、今日の天気と合わせて天体予報を調べたり、惑星や星座をもっと詳しく知れたり……天体観測に欠かせない4つのアプリを紹介します。
■ 高画質な星座を表示する、お手軽プラネタリウム
▽ Vito Technology - iPhone, iPad, iPod Touch and MacOS Educational Apps
Vito Technologyが開発した「Star Walk 2」は、スマートフォンを空に向けるだけで、今見える星・衛星・彗星をきれいなグラフィックで楽しめるアプリです。前作「Star Walk」の見た目や音の効果をさらに洗練させています。「ナイトモード」を使ってディスプレイを暗い場所でも見やすい色にしたり、時間を先送りしたり、惑星の角度や上昇時間のデータなどを確認したりする機能も備えています。
Star Walk 2は、iOS版のみ用意されています。価格は300円。アプリ内課金で、有名な星雲や星座、人工衛星などの最新3Dモデルも表示できます。Android版はStar Walkのみの販売で、価格は306円（2014年11月12日現在）です。
▽ https://play.google.com/store/apps/details?id=com.vitotechnology.StarWalk&hl=ja
■ 天気と合わせて、天体の様子をチェックしよう
▽ Vito Technology - iPhone, iPad, iPod Touch and MacOS Educational Apps
Vito TechnologyのiOSアプリ「Sky Live」は、天体観測に役立つ“天体予報”に特化したアプリです。価格は100円。その日の天気や月の大きさ、見ることができる星、現在地が明るすぎるかどうかなどを確認できます。天体観測を予定していた日に雲ばかりで見えないという失敗などを減らしてくれます。
他にも国際宇宙ステーション（ISS）の位置や天体の軌道など、さまざまな情報を閲覧できます。天気予報アプリとしても使えるため、日常生活で活用できそうです。
■ 3Dモデルの太陽系で宇宙に思いをはせる
▽ Vito Technology - iPhone, iPad, iPod Touch and MacOS Educational Apps
Vito Technologyの「Solar Walk」は、3Dモデルで正確に描かれた惑星や衛星、人工衛星に触れながら学べるアプリです。iOS版の価格は300円。Android版は316円の有料版と無料版の2種類で、無料版にはアプリ内課金があります。
ズームイン・ズームアウトをしたり、惑星の軌道や構造、温度などの情報を表示したりできます。3D赤青メガネを用意して「3Dモード」を使うと、星を立体的に観察できます。
▽ https://play.google.com/store/apps/details?id=com.vitotechnology.SolarWalk&hl=ja
iOSとAndroidのほか、Mac OS X、ジェスチャーコントロールを可能にするデバイス「Leap Motion」にも対応しています。
■ 分かりやすい説明で星座をより詳しく知る
ドリームズ・カム・トゥルーが開発した「88星座図鑑」は、全天88星座に関する基本データやオリジナルの星座絵を閲覧できる星座図鑑です。iOS版、Android版ともにダウンロードは無料。小中学生向けに作られており、分かりやすい日本語で星座の成り立ちや豆知識、神話などを読むことができます。他の天体観測アプリと組み合わせても活用できそうです。
▽ https://itunes.apple.com/jp/app/id540956042
▽ https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.dreamscometrue.astroguide
電子コンパスを使って星座の場所を確認できる「星座レーダー」が、追加コンテンツとして100円で販売されています。
Title Photo by Ryan Wick
