http://b.hatena.ne.jp/entry/nanaoku.hateblo.jp/entry/2014/01/17/130610
該当記事が消えているようなので、ブコメのページを貼っておく。
「ごちそうさま」という言葉の由来が「走り回って食材を集め、提供する」という無償の好意に対する感謝の言葉であるということは、わりに一般的な知識だと思う。
注意したいのは、この言葉の中には、あらかじめ「無償」「好意」という意味が含まれている、ということだ。現在でも、年輩の方に、飲食的でごちそうさまということの是非を問えば、違和感を示す人は決して少なくないのではないかと思われる。なぜなら、飲食店でそう発言した瞬間、そこでの食事は無償であるという前提になるからだ。もちろんそういうことはありえないわけで、これは単純に使う場所とタイミングをまちがえている、つまり誤用であるということだ。
現在でもこの厳密な意味での運用はある。たとえば、ある女性が他人の恋人を寝とったようなときに、マンガや小説などで発せられる「ごちそうさま」という言葉だ。これは相当に下劣な響きを持つ。もっとも、近年ではそういう言い回し自体をあまり見かけないようだが、これは、この言葉にもともと「無償」という意味合いが含まれるからこそ効果的なのである。この例に限らず、時宜を得ない「ごちそうさま」は、どこか下卑た響きがある。それが現在まで残存している言葉の意味というものだ。
さて、問題のブログである。もう一度読んで確認したいところだったが、すでに削除済みである。流し読みした程度だったので、記憶の不備があればご指摘いただきたい。
記事の筆者はどうも「本来的には、飲食店でこの言葉を使うのはおかしい」という前提を崩していないように思えた。にもかかわらず「悪くない風景である」という流れだったと思う。そこに「低所得」という扇情的な言葉が絡みついてしまったがために、記事全体が煽りの要素を含んでしまったように見えた。かくいう私自身も、家に躾の厳しい年寄りがいる環境の若者で、原義的な意味でこの言葉を把握している人を見たことがある。
もちろん、現在ではこうした意味合いは薄れ、提供された食事に対する汎用性の高い感謝の言葉として通用していることは承知している。
実際のところは筆者の胸の中のことなので、わからない。ブコメの大半の方が仰るように、炎上狙いの記事だったのかもしれない。しかしこういう可能性も考えられるということで、老婆心ながら筆を取った。
給食でごちそうさま言っても誤用になっちゃうね。
とうか、どこかの学生が適当なこと書いただけか、と思ったら、それなりにそれなりの場所では有名な人?みたいだね。 んで、傍目から見るとキモい人。 そういうのもあって無駄に炎上...
飲食店での「ごちそうさま」は誤用 私はブログを見てから、twitterの反応を見たので件のブログの著者に感想が偏っていることを前置きした上で 「ごちそうさま」の由来が仏教用語だ...
どんな時でもごちそうさまという食事への感謝を表す言葉を著者がイメージするマナーや教養を持ちあわせいるであろう、そこそこの所得があるであろう人たちよりも、著者やが...
じゃあ「ありがとう」とでも言っとけよ なんにしろ無言で出てく奴はかわいそうな家庭環境で育ったんだろうね
さらっと当然のことのように書いてるけど、相手に苦労をかけたねと声をかけるのは無償であるとなぜつながるの? 「ごちそうさま」 ※「ああいえ、お代はいただきますので」←勘違...
「いただきます」「ごちそうさま」は、神様や仏様に対して言うもんだと思ってた。
俺も子供の頃そうならったけど それだと配膳係が「お粗末さま」と答えることと整合性がとれない
「ごちそうさま」という言葉の由来が「走り回って食材を集め、提供する」という無償の好意に対する感謝の言葉であるということは、わりに一般的な知識だと思う。 かなり限定的な...
ふつー 「走って駆けつけるほど美味しい料理」= 御馳走 こんな珍説どこで覚えたんだよ。
「もてなし」に対する「ねぎらい」の言葉だからね>ごちそうさま だから、無償の好意?(厚意のことかな)に対しての感謝という解釈は、誤解だと思うよ。
anond:20140117191756 一応、元の記事は読んだ。牛丼屋で支払いの時に、「ごちそうさま」という人には「低所得」を感じさせる風体の人が多い。「高所得」そうな人は、「ごちそうさま」と...