芸能人や政治家の不倫報道などを目にすると、思わず皮肉を言ってからかいたくなるが、「そもそも人は一人の人だけをずっと愛するようにできているのか」と問われると、答えに窮するのではないだろうか。それでは、双方が合意のうえで複数の恋人を持つことは可能なのか。 実際にそのような考え方を持ち、実践する人が増えているらしい。『もう一人、誰かを好きになったとき ポリアモリーのリアル』(新潮社)を上梓した、評論家の荻上チキ氏に聞いた。(聞き手:長野光、ビデオジャーナリスト) ──荻上さんは、ポリアモリー(複数愛)について本を書かれました。ポリアモリーとは何でしょうか? 荻上チキ氏(以下、荻上):ポリアモリーは、日本語では「複数愛」などと訳されます。合意に基づいて複数の人と同時に付き合う、あるいは、同時に複数の人を好きになる人、こういった人々のことを「ポリー」、そのような人たちによる恋愛の実践を「ポリアモリー
水野:僕はいきものがかりという音楽グループをやっているんですが、HIROBAという活動もしていまして。この対談Qという企画は、ひとつの問いを立てて、お相手の方と一緒にそれについて考えて、お話していくものです。そこで渡辺さんにいろいろお伺いしたいなと。今回のテーマを考えたのですが「努力で勝つのか、才能で勝つのか」。 渡辺明(わたなべあきら) 1984年生まれ、東京都葛飾区出身の将棋棋士。タイトル通算獲得数は、羽生善治、大山康晴、中原誠に次ぎ歴代4位で、永世竜王・永世棋王の資格保持者。小学1年生の頃、父に教えられ将棋を覚える。中学3年時に15歳でプロデビュー。2004年には、名人とともに将棋界の二大タイトルの一つである竜王位を弱冠20歳で獲得した。2008年には竜王戦5連覇を達成し、初代永世竜王の資格を取得。2013年3月、第62期王将戦で初の王将位を獲得。同月、第38期棋王戦で初の棋王位を獲
パソコンで入力作業をしている際に、文字が左上に出てくる現象ツイートに、注目が集まっている。あるあるですね。 Wordや検索窓に文字を入力する際に、時々おこるあの現象。さまざまな対処法があるようだ 注目を集めているのは、この世で一番憎いものとして、パソコンを利用した人なら、一度は経験のある文字が左上に出てくる現象を挙げたツイートだ。ツイートを見た人達から、この現象のさまざまな発生条件や、対処法などが続々と寄せられた。 そう、これこれ。本当に憎いよね まず現象の原因としては「日本語入力がオンの状態で、デスクトップ画面をクリックして入力すると出てくるらしいですよ」「文字の入力先がデスクトップになっているとそうなります」との声が。どうやら文字の入力先が「デスクトップ」になってしまっているのが原因のようだ。 そして対処法には「他のソフトで同じ症状出た時の対処法なのですが、IME(windows右下の
女性メンバーが放尿したり、不潔すぎてミミズが発生したことも……今では考えられない1980年代の音楽シーンの一部を紹介。当時、伝説のライブハウス「新宿ロフト」が出禁にした「音楽ジャンル」とはいったい? ライブハウス「ロフト」創始者である平野悠氏の新刊『1976年の新宿ロフト』(星海社新書)より一部抜粋してお届けする。(全2回の1回目/後編を読む) ハードコア(hard core)とは、「不良」「チンピラ」といった意味が込められたアメリカの俗語が元になっているらしい。本来は英語で「筋金入りの」「過酷な、厳しい」といった意味の形容詞だ。パンク・ロックから派生した音楽であり、攻撃的な歌詞と性急なビートが特徴。 ポスト・パンク・シーンにおいてはニュー・ウェイブを筆頭に多彩なサウンドを展開するポップなバンドが現れていたが、これと拮抗する形でほぼ同時期に登場し、オリジナル・パンクの社会批判などの激しい主
2005年に人気ドラマ『野ブタ。をプロデュース』(日本テレビ系)で俳優デビューし、2008年2月から放送されたスーパー戦隊シリーズ『炎神戦隊ゴーオンジャー』(テレビ朝日系)で主演を務めた俳優の古原靖久さん(37)。 古原さんは、高校を卒業するまで児童養護施設で暮らしていた過去を持ち、YouTubeや講演会などで自身の経験を発信している。そんな彼に、児童養護施設に入所するまでの経緯や、当時の施設での生活状況などについて、話を聞いた。(全3回の1回目/2回目に続く) 「僕はお母さんが16歳のときに産んだ子ども」 ――古原さんは児童養護施設のご出身とのことですが、施設に入所するに至った経緯を教えてください。 古原靖久さん(以下、古原) 僕は、お母さんが16歳のときに産んだ子どもで、お父さんの年齢は忘れましたが、とにかく若い両親に育てられました。5歳くらいから児童養護施設に入ったんですけど、一番古
2019年の結成以来、驚くべきスピードでヒットを生み出し、2020年のNHK紅白歌合戦にも出場したYOASOBI。 2023年4月12日に配信リリースした「アイドル」は、Billboard Global Excl. USという米国を除くグローバルチャートで日本語曲初の1位を獲得するなど、瞬く間にグローバルで活躍する存在へとなった。そこで今回、YOASOBIの舞台裏を支えるソニー・ミュージックエンタテインメントの山本氏と屋代氏に、海外でもヒットした楽曲「アイドル」にフォーカスし、曲づくりへのこだわりやUGC(ユーザー生成コンテンツ)への考え方について詳しく聞いた。 普段の2.5倍の活動量でUGCの創出を徹底徳力 「アイドル」という曲は、ストリーミング配信が開始される前にアニメ「【推しの子】」第1話の先行上映として映画館で初公開されていました。デビュー曲の「夜に駆ける」に比べて、明確なプロモー
ナタリー コミック 特集・インタビュー 「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」少女マンガ好きもハマる!佐々木琴子×空野青空×東雲うみが「SEEDシリーズ」の魅力で意気投合 「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」 PR 2024年1月26日 21世紀最初のガンダムシリーズとして、2002年から放送されたTVアニメ「機動戦士ガンダムSEED」。2004年から放送された続編TVアニメ「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」も含めた「機動戦士ガンダムSEEDシリーズ」は、累計パッケージ販売数400万本を超え、主題歌も軒並み音楽チャートを賑わすなど、多くのファンを獲得した。 2006年に制作が伝えられた劇場版は、その後は長らく続報が途絶えていたが、2021年に「GUNDAM SEED PROJECT ignited」の一環として、改めて制作が発表に。そしてテレビ放送から約20年の時を
セックスは犯罪の道具じゃねえ!! セックスファイトで勝負だ!! 24年の初笑いは霧隠サブロー『新やる気まんまん 警視庁SEX捜査官』で決まり! かつて『やる気まんまん』(牛次郎+横山まさみち。途中から横山単独クレジットで『それいけ!!大将』にタイトル変更)という漫画がありました。77年から横山が死去する03年まで『日刊ゲンダイ』に長期連載されていた艶笑作品です。 ストーリーは、精力増強剤の老舗・四つ目屋本舗の当主である主人公・泊蛮兵が、次々とセックスファイトで強敵を破り四つ目屋本舗の信用を高めていくというもの。「セックスファイトって何だよ!」とみなさま思うかもしれませんが、本作以外にも、みなさまご存知『男!日本海』でも日本海がアメリカのペニスキラー(ペニスキラー?)、ペニー・シャブリとセックスで戦う回がありますし、 『男!日本海』9巻41ページより その他にも『艶恋師』(倉科遼+みね武)と
今回紹介するのは、前回の『新やる気まんまん 警視庁SEX捜査官』の記事でも名前を少し出した、倉科遼+みね武『艶恋師(いろこいし)』です。連載は00年代後半の『漫画サンデー』。原作の倉科は『夜王』などの作品で知られる「ネオン漫画の帝王」、作画のみねは70年代から青年漫画で活躍しており、金と女が大好きで「糞蝿」と自認する(世の中の糞野郎どもにタカって生きているので)私立探偵を主人公としたバイオレンス・アクション『野獣警察』などで知られます(基本的に作画専門の人なのであまり作家性とかが語られませんが)。 【極!合本シリーズ】艶恋師シリーズ 本作の主人公・神楽坂菊之介は、ポニーテールに着流し姿で花街・神楽坂を闊歩する男。芸者の私生児として産み落とされた後に母親が死亡し、この街の芸者たちの手で育てられたという生い立ちを持っています。 『艶恋師』シリーズ合本版1巻16ページより で、この菊之介の表の顔
『検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?』(小野寺拓也、田野大輔/岩波書店) 2023年12月15日に発表された「紀伊國屋じんぶん大賞2024 読者と選ぶ人文書ベスト30」。大賞に選ばれたのは『検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?』(小野寺拓也、田野大輔/岩波書店)だった。 読者の選ぶ「2023年のベストの人文書」が、もう100年近くも前になるナチス・ドイツの政策を検証した本……というのは、いささか奇妙に感じる人もいるだろう。だが実際に読んでみると、この本は「いま読むことに大きな意味がある本」だと感じたし、「人文書の矜持と歴史の専門家の責任を示した本」にも感じられた。 そもそも本書が執筆された背景は、インターネット上で「ナチスは良いこともした」と声高に主張する人が増えていたことにある。 著者のひとりの田野大輔氏がそうしたTwitter(現・X)の投稿の一つに、「30年くらいナチスを研究し
Search, watch, and cook every single Tasty recipe and video ever - all in one place! News, Politics, Culture, Life, Entertainment, and more. Stories that matter to you. 「とんでもねぇ傑作」「とにかく素晴らしかった」推理ゲーム『未解決事件は終わらせないといけないから』がネットで称賛の嵐。Steamでは“圧倒的好評”を獲得韓国のインディーゲーム開発者・SOMIさんの推理ゲームが話題を呼んでいます。プレイした人たちはもちろん、メディアのレビューでも大絶賛。今、遊んでおきたい注目のインディーゲームです!
楢原 おめでとうございます……うーむ。 出井 ひとまずありがとうございます(笑)。 ――でも我々的には「やっと会えたね」という感じです。 楢原 辻仁成がミポリンに会った時みたいな気持ちですね。 出井 どんな感じ(笑)。 ――決勝前からインタビューオファーしておりました。本当は一昨年にしたかったくらい。 出井 えー、本当ですか。うれしい。 ――……今「文春オンライン」のオファーを受けていただけて、こちらこそうれしいです。 楢原 なに握ってるんですか?? 出井 僕らからコメントはないです! 何も知らない! 楢原 松本さんにはM-1でしか会ったことないから!! ――M-1決勝放送終了前に山田邦子さんが「(ヤーレンズは)今までどこにいたのよ?」とおっしゃっていましたが、どこにいたんですか? 楢原 ずっといたんですけどね。 ©深野未季/文藝春秋 出井 いたんですよね。 楢原 ここにいるよ状態で。 出
「日本で3D映画を自主制作で作った人がいるらしい」。そんな噂を聞いた私はいてもたってもいられなくなり、さっそくインタビューしてきました。 その人物はなんと、映画感想サイトFilmarksに異常な熱量で3D映画のレビューを投稿していた人物でした。3D映画の歴史を過去から現在まで、そして個人でできる3D映画の作りかたまでを縦横無尽に語りまくる3D映画オタク必読(?)の12000字インタビューです。 大久保健也(おおくぼけんや) 1995年生まれ大阪育ち。中学時代より自主映画の制作を始め、60本以上の映像作品を手掛ける。数多くのインディーズアーティストのミュージックビデオの演出を経て、初の長編自主映画『Cosmetic DNA』(2020)が、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭で北海道知事賞、ハンブルグ日本映画祭でジャンル作品特別賞を受賞、全国劇場公開される。他の監督作に『令和対俺』(2021
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