韓国の鄭鉉栢(チョンヒョンベク)・女性家族相は日韓慰安婦合意に基づいて設立された元慰安婦を支援する財団を清算する考えを示した。23日付の韓国紙・京郷新聞に掲載されたインタビューで語った。財団は事実上、機能を停止したと説明。1年ほどかけて清算する見通しを示した。 日本が拠出した10億円は韓国の国庫に繰り入れる方向で検討するという。またユネスコ(国連教育科学文化機関)の「世界の記憶」(旧・記憶遺産)に慰安婦関連の資料を登録することを目指し、慰安婦に関する国際会議を開いて日本に圧力をかける考えも示した。今年中に慰安婦問題を扱う研究施設を開く方針も示した。(ソウル=牧野愛博)
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