大手投資会社GMOの共同創業者Jeremy Grantham氏が、米社会に絶望しそうだ。 資本主義や経済学が社会の失敗を助長し、それが国境を越えて世界に広まりつつあるという。 1万年前、いやわずか100年前でも、この問題は小さいか存在しなかった。 今日、これは危機に発展すべく加速している。 グランサム氏がGMO White Paperで危機感をあらわにした。 同氏が問題視するのは気候変動、人口増加、環境悪化、それにともなう食料問題だ。 投資家がこうした論点を中心に据えて議論するのはやや違和感がなくもない。 しかし、グランサム氏の場合、これまでも再生可能エネルギーなどの分野に注力した投資を行ってきている。 同氏にとっては、これら問題は最重要課題なのだ。 資本主義と主流経済学の欠陥 そして、投資家として、資本主義や経済学がこうした問題に対処できない欠陥を有していると指摘する。 「資本主義と主流
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