「米軍が生活の場を一方的に奪ってつくられたのが普天間基地だ」―。日本共産党の赤嶺政賢議員は29日の衆院安保法制特別委員会で、米軍普天間基地(沖縄県宜野湾市)は「田んぼの中にあり、周りに何もなかった。商売になるということで人が住みだした」などとした作家・百田尚樹氏の暴言(25日、自民党内の会合)の誤りを、基地形成史を解き明かしてただしました。 普天間基地は、人口9万人の宜野湾市のど真ん中にあり、「世界一危険な基地」とされています。70年前の沖縄戦で米軍が住民の生活する土地を強奪してつくられました。 百田発言について問われた菅義偉官房長官は、「民間人の発言についてコメントしない」とした上で、「普天間基地は米軍が民公有地を接収して建設されたもの」と答弁。さらに中谷元・防衛相は「宜野湾市によると、(接収された土地には)役場や学校があった」と述べました。 赤嶺氏は、「そこには五つの集落があった。米軍
